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衣装のTシャツを本格的にデザイン

――江口が着ているTシャツは、中村さんがデザインされているそうですね。

衣装合わせのときに、「江口は着崩して、柄物を着てる感じにしたい」という話をしたら、監督が「競艇が絡んだやつにしましょう」って乗ってくれて、最初は競艇モノのTシャツを着ていたんですよ。でも、6話くらいから種類が足りなくなってきちゃって、新しくデザインしなきゃいけないと衣装部が言っていたんで、3~4枚デザインを書いたら面白がってくれて、そこから本格的に細かい色とかフォントを打ち合わせして作ることになったんです。

――監修という感じじゃなくて、がっつりデザインしてるんですね! ご自身でお気に入りのデザインはどれですか?

「ムラコシT」というのがありまして(笑)。競艇狂いなので、応援してる“推しレーサー”がいたら面白いだろうと思って、スタッフさんが用意してくれた作り物の新聞を見て、その中から語感で一番土の匂いのする「村越」を選んで、ライバルには速そうな「沖田」を選んで(笑)。それをプロデューサーさんが面白がってくれて、セリフにも入ってきたりしたので、これは「ムラコシTシャツを作らなきゃいけないだろう」ということになってデザインしました。紫地に、なんてことない助監督の若い頃の顔写真を貼り付けて「ムラコシ」って、書いてあるんです(笑)。それはその助監督にプレゼントしました。

――そういう部分も含めて、遊び心がある現場なんですね。

楽しい作品を作るには、やってる側が楽しまなきゃいけないって思うので、いろいろ遊ぶようにしてますね。

  • 007のalt要素

    『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)
    倒産寸前のホテルで、“ホテル界の風雲児”と呼ばれる宇海直哉(岩田剛典)が、副支配人として痛快な逆転劇を繰り広げていくストーリー。6月10日放送の第9話は、一躍時のホテルとなったグランデ・インヴルサの取材にやってきた番組ディレクターの藤井が、「バリストンを追い出された」という宇海の悪いウワサについて聞きだそうとする。
    (写真左から)岩田剛典、中村倫也 (C)NTV

やっぱり“江口らしい”終わり方を

――ドラマのタイトルにかけて、ご自身が「崖っぷち」に思ったことはありますか?

ずっと崖っぷちですよ。いつも食いっぱぐれると思って生きてます。今、こうやって取材をしていただいたり、ウェブニュースでも取り上げてもらえたりするのが、本当に自分でも落ち着かないというか、自分が一番慣れてないんじゃないかというほど、長い日陰時代があるので。やっぱり1日1日勝負していかなきゃいけないという精神はずっとありますね。でも、歳を重ねるにつれて、その勝負の仕方が、肩ひじ張らずにはなってきてますけど。

――朝ドラをやると、周囲の反響がすごいとよく聞きますが。

街でおっちゃんが話しかけてくれるようになりました(笑)。今まではそんなことありませんでしたので、驚きましたね。

――『崖っぷちホテル!』の反響はいかがですか?

江口と言うキャラクターが、業界内の女性スタッフに人気あるんですよ(笑)。ツンデレ好きみたいですね。

――『ホリデイラブ』(テレビ朝日)でDV夫を演じられたときも、女性スタッフの人気がすごいと聞きました(笑)。それでは最後に、今後の見どころをお願いします。

今まではいろんなお客さんを満足させたり、それぞれの問題を解決してきた話でしたが、9話(6月10日放送)で初めて宇海の夢といったものが出てきて、彼の過去も描かれたりします。これだけ謎を秘めたキャラでしたから、きっと最終回(6月17日放送)までに帰結点にも行くと思いますし、今までお世話になった宇海という人物に対して、従業員がどういうことがやれるのか。そのあたりが見どころになると思います。

――江口自身としては、どんな結末を期待しますか?

やっぱり“江口らしい”終わり方をしたいなと思いますね。それと、最終話のチャド・マレーンさんを楽しみにしていただければ!