アウディの2.5TFSIエンジンがこのほど、「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」の2~2.5リットルカテゴリーにおいて、9年連続となるベストエンジン賞に選出された。

  • 294kW(400hp)の出力は、5気筒エンジンとしては世界で最も高出力となる

「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」は1999年から開催されており、各国から選ばれた65名の自動車ジャーナリストが、いくつかのカテゴリーに分けてベストエンジンを選出する。今回の2.5TFSIエンジンの受賞は、アウディにとって14回目の栄誉となるとのこと。

選出理由にまず挙げられたのは、480Nmをわずか1,700rpmの低回転で発生するトルクの特性である。「Audi TT RS Coupe/Roadster」に加え、この5気筒エンジンは「Audi RS 3 Sedan/Sportback」にも搭載されている。

0-100km/h加速タイムはそれぞれ、「Audi TT RS Coupe」が3.7秒、「Audi TT RS Roadster」が3.9秒、「Audi RS 3 Sedan/Sportback」が4.1秒を達成している。最高速は4モデルとも電子制御リミッターにより250km/hに制限されるが、それを280km/hに高めるオプションも用意しているという。