JR東日本は5日、クルーズトレイン「TRAIN SUITE(トランスイート)四季島」の次期総料理長の決定と、2018年度「東日本の旬」コース(早春の2泊3日)の発売、2019年度4~6月期の申込受付開始について発表した。

  • JR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」

「TRAIN SUITE 四季島」では、日本ホテルの取締役統括名誉総料理長である中村勝宏氏が行程中すべての料理を監修し、岩崎均氏が総料理長に務めていた。2019年度出発分から、岩崎氏に代わり、現在は東京ステーションホテル副総料理長を務める佐藤滋氏が「TRAIN SUITE 四季島」の総料理長に就任する。中村氏・岩崎氏は引き続き、行程中すべての料理を監修する。

2018年度「東日本の旬」コース(早春の2泊3日)は、すでに発表している「東日本の旬」コース(夏)に加えて新たに用意された。出発日は2019年2月9日、2月13日、3月5日。早春の関東周辺を周遊しながら「花」をテーマにした2泊3日の旅を展開し、早春に咲きほこる梅の花を湯河原または偕楽園で楽しめる。フラワーボックス製作の第一人者で知られるニコライ・バーグマン氏とともに体験する軽井沢でのフラワーアレンジメントや、信越本線でのSLの旅を体験でき、最終日には房総半島を「TRAIN SUITE 四季島」で1周し、車窓から菜の花畑や夕日を眺めるなど、早春の関東の魅力を満喫できる。

2018年度「東日本の旬」コース(早春の2泊3日)はJR東日本グループのびゅうトラベルサービスにて販売される。1人分の旅行代金は、スイートが70万円、デラックススイートが85万円、四季島スイートが90万円(いずれも2名1室利用)。

「TRAIN SUITE 四季島」の2019年度4~6月期は、東日本・北海道を周遊する3泊4日コース、甲信越・南東北を周遊する1泊2日コースを運行し、すべて旅行会社が企画する旅行商品として販売(一部の運行分をびゅうトラベルサービスが販売)。3泊4日コースは上野駅から日光、函館、道南、そして本州に戻り日本海側を縦断して上野駅へ。1泊2日コースは上野駅から甲州、信州、会津を巡り、東北本線を南下して上野駅に戻る行程となる。

びゅうトラベルサービスが販売を行う「TRAIN SUITE 四季島」の申込みは、ホームページまたは案内パンフレットに同封されている専用申込書にて受付を行い、申込み多数の場合は抽選となる。申込みは6月7日10時から開始され、ホームページでの締切は8月31日18時、郵送の締切は8月31日必着。抽選結果の発表は9月末頃を予定している。