小田急電鉄は1日から、駅と地域をつないだ空間のあり方をテーマに、駅デザインに加え、将来の駅のあり方を見据えた駅機能・活用の提案を募集する「小田急電鉄鶴川駅アイディアコンテスト」を開始する。

  • 「小田急電鉄鶴川駅アイディアコンテスト」メインビジュアル(イメージ)

「小田急電鉄鶴川駅アイディアコンテスト」では、駅舎デザイン部門・駅周辺空間アイディア部門・駅活用アイディア部門の3部門を設けた。駅舎デザイン部門は自由通路を含む鶴川駅舎のリニューアルデザインを募集。駅周辺空間アイディア部門は駅舎・自由通路全体のデザインだけではなく、「あったらいいな」と思う機能やアイデア、街から駅へ接続する駅前広場から自由通路をより多くの人に利用してもらい、愛される駅にするためのアイデアを募集する。

駅活用アイディア部門では、鶴川駅および周辺地域(駅前公園や商業施設のオープンスペース)で実施したい、実施してほしいイベント、「新しい鶴川駅がこうなったらうれしい」というアイデアの募集が行われる。

小田急小田原線鶴川駅は、周辺に鶴見川、北側には旧白洲邸武相荘や香山園庭園・美術館等、文化施設や大小さまざまな公園があり、水と緑に囲まれた住環境となっている。町田市の文化や交流の核となる同市の東の玄関口で、さらに川崎市・横浜市など市外も含めた一帯の拠点でもある。現在は町田市による鶴川駅再整備基本方針にもとづき、北口・南口広場の整備、南北自由通路整備とともに、駅舎をリニューアルする計画を進めている。

今回実施するコンテストにより、駅舎のリニューアルに向けて住んでいる地域や年齢・業種などを問わず、さまざまな分野の人たちから多種多様なアイデアを結集し、選ばれるまち、そして「人と人」「人と街」を結び付ける駅をめざすとのこと。

エントリー期間は6月1日から8月31日まで。作品提出期間はエントリー受付後、9月28日必着となる。応募方法は公式ホームページから事前に登録後、デザイン・アイデアを事務局まで送付する。各部門の最優秀賞1名には、賞金10万~50万円とロマンスカーで行く箱根1泊2日ペア旅行券を贈呈。部門ごとの優秀賞や佳作の受賞者にも賞金などが贈られる。