サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート『飲み物の糖質量や種類を気にしていますか? 』を公開した。

  • 各種飲料の中には大量の砂糖が潜んでいる可能性がある

    各種飲料の中には大量の砂糖が潜んでいる可能性がある

カフェで人気の甘いコーヒーやスムージー、市販のジュースや缶コーヒーなどの飲料の中には、驚くほど多くの糖分が入っているものがあり、飲みすぎには注意する必要がある。

ジュース(清涼飲料水)の糖質は砂糖というイメージを持つ人も少なくないが、実際の商品には「果糖ぶどう糖液糖」「異性化液糖」という糖類が使われている。これらは「異性化糖」と呼ばれ、ブドウ糖を果糖に変えて作られる液糖のこと。砂糖以上の強い甘みがあり、安価であるのが特徴となる。

異性化糖を使った飲み物や加工食品は、一度に大量の果糖を摂取することになってしまうため、太りやすいだけでなく、肝臓へ負担がかかるとも言われている。カリフォルニア大学の研究では、カロリー摂取量が多い人が過度に果糖を摂取すると、肥満や高血圧、脂質異常症、メタボリックシンドローム、糖尿病などになりやすいという結果が出ているという。

また、「低糖質」「糖質オフ」「カロリーオフ」などと表示されている清涼飲料水には、砂糖は使われていないが、人工甘味料が使用されていることがほとんどであるとのこと。カロリーオフのために、砂糖や異性化糖の代わりとして人工甘味料が使われている。

人工甘味料の代表的なものはアスパルテーム、アセスルファムK(カリウム)、スクラロースなど。米国のハーバード大学などからは、人工甘味料は砂糖以上に太りやすく、かつ中毒性があり、腎臓への悪影響があるという研究結果が発表されている。

市販の商品に実際にどのくらい糖質が含まれているかを角砂糖(1個4gとして計算)で換算すると、「コーラ500ml」は14.5個、「サイダー500ml」は13.0個、「スポーツドリンク500ml」は6.5個、「りんごジュース(濃縮還元)200ml」は5.6個、「野菜ジュース200ml」は4.3個、「缶コーヒー(ミルク・加糖)190ml」は4.0個になるという。

糖質制限ダイエットをする場合、食事の糖質に気をつけるだけでなく、飲み物の糖質にも注意することが大切となる。日常の水分補給は水かノンカロリーのお茶にし、必要のない糖質は抑えることが基本だという。

詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事『飲み物の糖質量や種類を気にしていますか? 』で解説している。