阪急電鉄はこのほど、阪急京都線洛西口駅付近の連続立体交差化事業によって生み出された高架下空間の名称を「TauT(トート)阪急洛西口」に決定した。第1期エリアとして、この秋に洛西口駅付近を先行開業する。
高架下空間は総延長約1km、面積約1万1,200平方メートル。阪急電鉄は2015年から京都市とともに「洛西口~桂駅間プロジェクト」を立ち上げ、その活用について検討を進めてきた。これにもとづき、同エリアの開発コンセプトを「行きたい 住みたい KYOTO洛西口 ~ヒトとヒトをつなぐ エキはマチの縁側~」に決定。具体的には「地域の魅力を再発見する」「遊びを通じて学ぶ」「新たな文化を共に育む」の3つを掲げ、ゾーニングによる高架下エリアの活用をめざすという。
秋に先行開業する第1期エリアは、このうち「地域の魅力を再発見するエリア」との位置づけで、敷地面積は約2,838平方メートル、延床面積約1,522平方メートル。洛西口駅の利便性向上につながるサービス業態に加え、地元京都で人気の飲食・食物販の店舗を誘致し、駅を中心としたにぎわいと創出と地域活性化を図る。