シースタイルはこのほど、同社が運営する不動産関連の比較査定サイト「スマイスター」にて「我が家の防犯対策」に関する調査結果を明らかにした。同調査は2月22日~3月13日、家持ちの20歳以上の男女全国751人を対象にインターネットで実施したもの。

  • 泥棒被害の有無

    泥棒被害の有無

自宅の種類を尋ねたところ、79.2%が「戸建て」、20.8%が「マンション」と回答した。泥棒被害に遭った経験について聞くと、戸建て居住者は「ある」が9.7%、「ない」が90.3%であるのに対し、マンション居住者は「ある」が2.6%、「ない」が97.4%だった。

戸建て居住者で泥棒被害に遭った人に対し、侵入経路について尋ねると、最も多いのは「窓」(56.9%)で、「玄関」(22.4%)、「勝手口」(5.2%)が続いた。「風呂場」「ベランダ」「不明」はともに3.4%、「その他」は5.2%となっている。

  • 泥棒の侵入経路

    泥棒の侵入経路

防犯について不安はあるか尋ねたところ、戸建て居住者で泥棒被害がある人は、合計で65.6%が「とても心配」または「やや心配」と答えている。しかし、戸建て居住者で泥棒被害がない人は、60.9%が「あまり心配ではない」ないしは「心配ではない」と答え、「とても心配」と「やや心配」は合わせて39.2%だった。

マンション居住者の場合、「あまり心配ではない」と「心配ではない」を合計した割合は71.8%だった。自宅の種類や泥棒被害経験の有無により、防犯に対する不安度が異なることがわかった。

  • 防犯についての不安

    防犯についての不安

自宅の防犯対策はしているか尋ねると、戸建て居住者で泥棒被害なしの場合、「している」は45.8%、「していない」は54.2%だった。マンション居住者は、「している」が55.1%、「していない」が44.9%で、どちらも半々の割合になっている。一方、戸建て居住者で泥棒被害ありの場合、69.0%が「している」と答えた。

  • 自宅の防犯対策

    自宅の防犯対策

戸建て居住者が行っている防犯対策で、最も多かった回答は「戸締りの強化」(泥棒被害あり:62.5%、泥棒被害なし:65.4%)だった。次いで「ご近所さんと仲良くする」(被害あり:60.0%、被害なし:54.5%)、「在宅時でも玄関を施錠する」(被害あり:52.5%、被害なし:56.5%)となっている。

  • 戸建ての防犯対策

    戸建ての防犯対策

マンション居住者で最も多かった防犯対策は「在宅時でも玄関を施錠する」(62.8%)で、「モニター付きインターフォン設置の物件を選んだ」(57.0%)、「防犯カメラ設置の物件を選んだ」(46.5%)、「ピッキングされにくい鍵の物件を選んだ」「ポストに新聞や郵便物を溜めない」(共に45.3%)も多かった。

  • マンションの防犯対策

    マンションの防犯対策

自宅を建てる、または選ぶ際に防犯を考慮するか尋ねたところ、戸建て居住者で泥棒被害がない人は、「とても考慮する」と「やや考慮する」の合計が80.4%、マンション居住者の場合は同84.0%だった。

一方、戸建て居住者で泥棒被害ありの場合、「とても考慮する」と「やや考慮する」の合計は79.3%で、マンション居住者や戸建てで泥棒被害がない人より低かった。泥棒被害がある戸建て居住者は、防犯に考慮せずに自宅を選んだり建てたりしたため、他より被害に遭いやすい環境にあるのではないかと推測できるという。

  • 自宅選びに防犯は考慮しますか

    自宅選びに防犯は考慮しますか