通勤総合研究所(通勤総研)はこのほど、「通勤&働き方調査」の結果を明らかにした。同調査は4月6日~9日、18~29歳の新社会人100名と社会人歴2~4年目の200名を対象とし、インターネットで実施したもの。

  • 先輩社会人の新卒時代の働き方実態

    先輩社会人の新卒時代の働き方実態

社会人歴2~4年目の男女(以下、先輩社会人)に新卒時代の初任給と残業時間を尋ねたところ、初任給の平均は20.6万円、残業時間は平均で一日あたり1.4時間だった。最もストレスに感じた場面について聞くと、1位は「業務内容」(46.5%)、2位は「人間関係」(40.5%)、3位は「職場環境」(39.5%)、4位は「通勤時間」(33.0%) となった。

先輩社会人に新卒時代の暮らし方について聞いたところ、最も多い回答は「実家暮らし」(49.0%)となった。次いで「一人暮らし」(43.0%)、「会社寮」(7.0%)となっている。新卒時の家を選んだポイントは「職場への近さ」(43.5%)が多く、「家賃の安さ」(42.5%)、「部屋の広さ」(27.0%)が続いた。

先輩社会人に通勤時間はどれくらいか聞くと、平均47.6分だった。通勤中でストレスを感じていたことの1位は「車内の混雑」(51.0%)で、2位は「電車の遅延」 (34.5%)、3位は「電車マナー」 (29.5%)だった。

続いて、新社会人と先輩社会人の理想と現実について調査した。新社会人に2年後の理想年収について聞いたところ453.5万円であったが、先輩社会人の現実の年収は356.9万円と約96.6万円の開きがあった。

出世したいか尋ねたところ、新社会人は72.0%が「出世したい」と回答した。しかし、先輩社会人では「出世したい」は、59.0%に減少している。

  • ビジネスマンの理想と現実(年収とモチベーション)

    ビジネスマンの理想と現実(年収とモチベーション)

新社会人に通勤や仕事を効率化して取り組みたいか聞くと、99.0%が「そう思う」と答えた。効率が悪いと思うことについて尋ねたところ、最も多い回答は「通勤時間」(67.0%)だった。

  • ビジネスマンの理想と現実(仕事の効率について)

    ビジネスマンの理想と現実(仕事の効率について)

理想の通勤時間について聞くと、新入社員の回答は「27.9分」だったが、先輩社会人の現実の通勤時間は「49.7分」だった。通勤のストレス度は、新社会人の場合6.2点となったが、先輩社会人では5.4点と減少した。

  • ビジネスマンの理想と現実(通勤ストレスについて)

    ビジネスマンの理想と現実(通勤ストレスについて)