5月3日にWOWOWプライムで放送する『松岡修造×伊達公子が語る!錦織圭・大坂なおみ グランドスラムへの挑戦』(16:30~※無料放送)の収録が5月1日、都内のスタジオで行われ、収録後に松岡修造と伊達公子が報道陣の取材に応じた。

『松岡修造×伊達公子が語る!錦織圭・大坂なおみ グランドスラムへの挑戦』の収録に臨んだ松岡修造、伊達公子(左から)

同番組は、日本テニス界のレジェンドでもある松岡修造と伊達公子が、5月27から開催する『全仏オープンテニス』(WOWOWライブで連日生中継※大会第1日は無料放送)で活躍が期待される錦織圭と大坂なおみについて語り尽くすトーク番組。現役時代には世界を舞台に戦ってきた松岡と伊達が、日本のエースでもある錦織と大坂を解説しながら、同大会の見どころも伝える。

現役時代から旧知の仲でもある松岡と伊達。松岡が「伊達さんと久しぶりにテニスのお話をさせてもらいました。僕はグランドスラムの2週目に行ったことがなかったので、それを知っている伊達さんのお話は非常に興味深かったですね」と好印象の様子で、その松岡と対談を終えた伊達は「ペースについていくのが大変でした(笑)。いつ何が起こるか分からない心構えをしていても驚くことが多かったです。あまり飛ばしすぎないようにしてくださいね(笑)」と注文も。それを受けた松岡は「僕はテニスの才能は正直言ってちょっと……という結果でしたから。テニスが終わった後のこういう流れはよっぽどテニスより才能があると思っています」と自画自賛も、いつものテンションが高い姿とは異なる点を指摘されて「ある意味、緊張感が大事だと思います。でも、本当に心の底から言えることは伊達さんが思っている心を引き出したいというのが自分の役割。伊達さんは言う人じゃないから、感性にグサッと突き刺ささる質問じゃないと出てこないんです。今日は3割4割じゃないですかね。体調も優れなかったので」と笑いを誘った。

伊達は、1995年に行われた全仏オープンで日本人初のベスト4に進出。だが、全仏の舞台でもあるクレーコートでのプレーは嫌いだと同番組で語っている。その理由を問われた伊達が「その前の年が大ショックで、1回戦で負けたんです。二度と土のコートに足を踏み入れないと決めてましたが、よく考えたらこれ以上悪くなることはないと思って大会に臨みました。成績が良いからといって必ずしも好きとは限らないんですよ」と説明すると、横で聞いていた松岡が「ベスト4に入っているんだから! 全仏で負けた人が可哀想!『私嫌い! カーン!』で勝っちゃうんだから。好きになってよ!」と信じられない様子だった。