東武鉄道と東武トップツアーズは25日、臨時夜行列車「尾瀬夜行23:55」を特急車両500系「リバティ」で運行すると発表した。6月1日から10月12日まで、金・土曜日を中心に計27日間運行される。

  • 東武鉄道の特急車両500系「リバティ」。6月から臨時夜行列車「尾瀬夜行23:55」にも使用される

「尾瀬夜行23(ニーサン):55(ゴーゴー)」は浅草駅を深夜23時55分に発車し、一夜かけて野岩鉄道の会津高原尾瀬口駅まで運行される臨時夜行列車。これまで300系などを使用してきたが、6月以降は特急車両500系「リバティ」を初めて夜行列車として使用することになった。車内の各座席にコンセントを備え、スマートフォンの充電などにも使用可能。無料公衆無線LANサービス「TOBU FREE Wi-Fi」も利用できる。

「リバティ」を使用する「尾瀬夜行23:55」は3両編成で運行され、浅草駅発車後、北千住駅・新越谷駅・春日部駅に停車し、会津高原尾瀬口駅の到着時刻は3時18分。同駅4時20分発の専用連絡バスに乗り換え、6時10分に尾瀬の東の入口である沼山峠に着く。尾瀬へのハイキングに便利な臨時夜行列車を利用することで「日帰りでも早朝からゆったりと尾瀬を満喫していただくことができます」とのこと。

東武トップツアーズ各支店にて発売される旅行商品「東武の尾瀬」からプランを選び、購入することで「尾瀬夜行23:55」に乗車可能。片道や往復など各種プランを用意しており、温泉施設の入浴料が割引となる特典も。一例として、浅草駅発着「尾瀬夜行23:55往復電車プラン」(発駅からの往復鉄道運賃・往復バス運賃と往路・復路の特急料金を含む)の発売料金は大人1万1,300円・こども5,800円。前売り開始は5月11日からとされ、定員は各151名で、満員になり次第、締切となる。