エアバスは現地時間の4月23日、超長距離型A350-900「A350-900ULR(Ultra Long Range)」が初飛行を実施したことを発表した。シンガポール航空が同機を7機発注しており、2018年後半に運航を開始する予定となっている。

  • シンガポール航空が2018年後半に運航を開始する予定

    シンガポール航空が2018年後半に運航を開始する予定

ロールスロイス・トレントXWBエンジンを搭載したA350-900ULRは、A350-900の規格変更のための短時間飛行試験プログラムに着手し、その飛行能力を9,700海里に延長させる。これらの変更には、燃料タンクを追加することなく、燃料輸送容量を2万4,000Lに増加させる改造燃料システムが含まれている。テスト機では、ウィングレットの拡張を含む空力的改善からも性能を向上させる。

A350-900ULRはA350-900の派生機で、最大離陸重量(MTOW)が280t、9,700海里・連続飛行時間20時間以上の機材であり、シンガポール航空はシンガポール=ニューヨーク間の世界最長路線を含むシンガポール=米国間の直行便に導入する。

  • A350-900ULRの概要

    A350-900ULRの概要

エアバスはA350 XWBに関し、2018年3月末現在、世界の45顧客から計854機を受注。中でもシンガポール航空は、7機のA350-900ULRを含む計67のA350-900を発注するなど、A350 XWBファミリーの最大顧客のひとつとなっている。現在すでに、世界で21機のA350-900が運用されている。