俳優の佐野史郎が、30日に放送されるフジテレビ系月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』(毎週月曜21:00~)の第4話にゲスト出演。典型的な二代目のお坊ちゃま社長役で登場する。
同ドラマは、コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)が、毎回さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだましとるというストーリー。
佐野演じる食品加工会社「俵屋フーズ」社長の俵屋勤は、自社のヒット商品「うなぎのカレー煮」缶詰に、外国産のうなぎを使用しているにもかかわらず、国産うなぎ使用と表示するなど食品偽装をしており、そのことを指摘してきた工場長の宮下(近藤公園)を、逆に報復人事をちらつかせ恫喝。告発文を投函できないまま酔いつぶれていた宮下とダー子が出会い、ダー子は俵屋をターゲットに定めることになる。
そこで、ダー子は、映画マニアの俵屋に出資させるため、架空の映画を撮影することに。中国の国民的女優マギー・リンに扮装するダー子に注目だ。
佐野は「長澤さんは以前親子役でがっつり共演していますし(2012年2月、WOWOW『分身』)、小日向さんとは昔からよく舞台などでもご一緒させていただいてました。東出さんとは共演は初めてですが、昨年話題になったドラマ(TBS『あなたのことはそれほど』)で何かと僕が昔やった役(TBS『ずっとあなたが好きだった』の冬彦さん)と比べられてましたから(笑)、気になっていて、初対面とはいえ親近感がありました」と、メンバーになじみ感があったそう。
特に、長澤については「前回共演させていただいたドラマはシリアスな内容で、非常に濃密な時間を過ごした記憶がありますので、懐かしさもありました。今回もご一緒させていただいて心地よかったですね。コミカルなお芝居は今回が初めてです。以前、地方ロケでみんなでよく一緒に食事してましたが、その頃を思い出しました(笑)」と懐かしんだようだ。
そして、今作については「これまでの連続ドラマの枠に収まらない、毎回かなりとっぴで荒唐無稽なエンターテインメント作品です。こういうドラマに出演させていただけるというのはとても光栄で、何より僕自身、楽しんで演じています」と語っている。