シンガポール航空は3月28日、最新鋭機ボーイング787-10のデリバリーフライト到着式典で機内プロダクトを初めて公開した。デリバリーフライトは、米国サウスカロライナ州にあるチャールストンから大阪を経由しシンガポールへ運航した。787-10の座席構成は2クラス制の337席で、ビジネスクラス36席、エコノミークラス301席となる。
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787-10は5月、最初の都市として大阪に定期便運航をする
シンガポール航空は、787-10の最初の20機へ地域路線用の新しい機内プロダクトを導入するために、3億5,000万USドルを投資した。シンガポール航空は787-10の最大の顧客であり、787-10を49機確定発注している他、777-9を20機確定発注している。この20機については、2021-22年会計年度からの受領を予定している。
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シンガポール航空は787-10の最大の顧客であり、787-10を49機確定発注している
5月から大阪がこの新型機による最初の就航都市となり、その後、パースへの運航も開始する。これに先駆け、787-10はバンコク線およびクアラルンプール線の一部にて、クルーのトレーニングを目的としたフライトを実施する予定となっている。
787-10に搭載されているステリア・エアロスペース社製の地域路線用ビジネスクラスの座席は、前向きで1-2-1のスタッガード配列になっており、全ての座席が通路に面している。全てのシートは76インチのフルフラットベッドに直接リクライニングが可能。
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ビジネスクラスの座席は、前向きで1-2-1のスタッガード配列
機内エンターテインメント・システム「クリスワールド」は、パナソニックの最新eX3システムを搭載した18インチのフルHD画面のタッチスクリーンモニターで楽しめる。座席幅は26インチで、アームレストは上げ下げすることで収納可能。中央の座席にある調整可能な仕切りにより、好みに応じてプライバシーのレベルをカスタマイズできる。
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全てのシートは76インチのフルフラットベッドに直接リクライニングが可能
さらに、十分な収納スペース、座席ごとの内蔵電源、USBポートを備えたビジネスパネル、明るさの調整が可能な多機能読書灯などを備える。
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座席幅は26インチで、アームレストは上げ下げすることで収納可能
301席の3-3-3配列となったエコノミークラスは、レカロ社が設計・製造した新しい座席であり、人間工学に基づいて設計されたフィットする背もたれにより、快適さを提供する。6段階の調整と折りたたみ可能なヘッドレストにより、さらなるネックサポートが利用にできる。
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エコノミークラスは3-3-3配列の301席
エコノミークラスにおいても、各座席にある11.6インチのフルHD画面のタッチスクリーンモニターで、「クリスワールド」の1,000以上の映画、テレビ番組、音楽プログラム、ゲームから好きなものを選べ、より魅力的なエンターテインメントを楽しめる。その他、パーソナル収納スペース、コートフック、USBポート、シート内蔵電源などを備えている。
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各座席にある11.6インチのフルHD画面のタッチスクリーンモニターで、様々なエンターテインメントを楽しめる
787-10 では、世界で初めて機内エンターテインメントのカスタマイズが可能となる「マイ・クリスワールド」を搭載している。マイ・クリスワールドは、利用者の好みと視聴履歴に基づくコンテンツ・レコメンドが特長となっており、クリスフライヤー会員はコンテンツをブックマークし、レジューム再生することが可能となっている。さらには、乗り継ぎのフライトのために、好みに合わせてカスタマイズし、保存することもできる。
また、シンガポール航空はトッカ・ボッカ(Toca Boca)と サゴミニ(Sago Mini)のゲームシリーズを世界で始めてクリスワールドにて提供する。この人気の高いゲームシリーズは当初は787-10に搭載され、同社の他の機材にも順次搭載を予定している。787-10には、パナソニックのグローバル・コミュニケーション・サービスがサポートする機内Wi-Fiと、エアロモービルが提供するGSM電話サービスも搭載される予定となっている。
