三菱航空機は3月29日、次世代リージョナルジェット機MRJ(Mitsubishi RegionalJet)に関するWEB情報発信ツール「MRJ Newsletter」第30号で進捗を発表。1月中旬にアリゾナ州で飛行試験機4号機を使用した高地試験を実施したほか、2月末時点で2017年11月30日にオープンした「MRJミュージアム」(愛知県豊山町)が1万人に達したことを報告している。

  • アリゾナ州で高地試験を実施

    アリゾナ州で高地試験を実施

飛行試験機4号機を使用したアリゾナ州のフラグスタッフ・パリアム空港での高地試験は、エンジンや補助電源等の動力系統、その他重要な機器が、空気密度が低い高地においても問題なく機能するかを確認したもの。試験は成功し、高地においても離陸操作中のエンジン機能を実証できたとしている。

  • MRJ ミュージアム前にて

    MRJ ミュージアム前にて

来館者1万人を達成した「MRJミュージアム」に関して三菱航空機は、「今後もMRJ開発・製造の本拠地において、バーチャルではないリアルなMRJをお見せできればと思います」とコメントしている。同ミュージアムの見学は完全事前予約制となっている。

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