色々と不自由が多い妊婦生活と長い長い陣痛を乗り越え、ようやく出産を終えたその直後、ママたちは一言目にどんな言葉を放ったのか。待ちわびた赤ちゃんと対面する感動的な瞬間だが、疲れのあまり意外な一言も……。今回は出産経験のあるマイナビニュース会員の女性307名に「出産直後に放った一言」について聞いてみた。

  • 出産直後に放った一言は?

Q.お子さんを出産した直後、あなたが一言目に放った言葉を教えてください(自由回答)
Q.その言葉にまつわるエピソードや背景などがあれば教えてください(自由回答)

■生まれた子どもや夫に「ありがとう」

「生まれてくれてありがとう」
理由:「切迫流産、切迫早産を乗り越えてきたから」(49歳/その他/その他・専業主婦)

「がんばったね」
理由:「出産するときは、赤ちゃんも狭い産道を通って苦しいと聞いたので」(36歳/その他/その他・専業主婦)

「夫に、ありがとう」
理由:「子供を持つ事を諦めていたので、私に子供を産ませてくれた夫に感謝した」(41歳/通信関連/事務・企画・経営関連)

「(医師に)ありがとうございます」
理由:「帝王切開で時間がかかり、迷惑かけたな~と思ったので、医師にお礼が先に出た」(38歳/専門店/販売・サービス関連)

■「え? 男の子!? 」

「女の子ですよね? 」
理由:「女の子だと聞いいていたが、間違えることもあるとのことだったので、女の子であることを確認した」(41歳/通信関連/事務・企画・経営関連)

「(子供に)お疲れ様! (助産師の言葉を聞いて)え? 男の子!? 」
理由:「色々感情が迸って半泣きの私でしたが、助産師さんの「元気な男の子ですよ! 」という言葉にビックリしました。ずっと女の子だと言われてたし、上の子達が女の子だったので疑わなかったのです。分娩台で涙も引っ込み逆に笑ってしまいました」(30歳/その他/その他・専業主婦)

「え、男の子? 」
理由:「意識朦朧してたのと、出生前性別診断で女の子と言われていたので、産まれてきた赤ちゃんが男の子でびっくりして、この言葉が出てきました」(47歳/その他/その他・専業主婦)

「男の子ですか? 女の子ですか? 」
理由:「妊娠中の検診で「性別を知りたいですか? 」と聞かれたので、「出産まで楽しみにしておきます」ということにしていました」(50歳/その他/その他・専業主婦)

「次は、女の子を産みます」
理由:「先生も看護婦さんも「こんな人、初めて」と、笑ってました」(55歳/その他/その他・専業主婦)

■「終わった~」「おにぎり食べたい」

「は~終わった~」
理由:「出産前は、感動して泣いたり、「産まれてくれてありがとう」的な言葉が出ると思ったら、痛みから解放された喜びが勝りました」(39歳/その他/その他・専業主婦)

「お腹空いた」
理由:「夕方に出産したが朝から何も食べていなかった」(46歳/その他/その他・専業主婦)

「おにぎり食べたい」
理由:「出産した病院は陣痛が始まると絶飲絶食の方針で、丸一日かかり出産した私は正直お腹が空いて仕方なかった」(35歳/その他/その他・専業主婦)

■子どもを見て一言……「もちみたい」

「かわいい。猿っぽくない! 」
理由:「もっと顔がくしゃくしゃで猿みたいだと思っていたら、普通の赤ちゃんだったからびっくりした」(44歳/その他/その他・専業主婦)

「猿みたい」
理由:「子供が毛深かったから」(63歳/その他/その他・専業主婦)

「次男が産まれた時あまりにも長男とそっくりで驚いてそっくり! っと言った。DNAって恐ろしいと思った」
理由:「正にデジャブのようにそっくりだった」(52歳/その他/その他・専業主婦)

「母親だ」
理由:「自分の母親にそっくり」(40歳/人材派遣・人材紹介/その他・専業主婦)

「もちみたいと言ったと思う」
理由:「産まれた子どもを初めて見て」(33歳/その他/その他・専業主婦)

■こんな珍回答も……「ああああ」

「生きてる? 」
理由:「なんだか、ボーッとして自分を含め生きてる? って聞いてしまった」(51歳/その他/その他・専業主婦)

「ホントにお腹にいたんだ! 」
理由:「お腹に人がいる実感のないまま出産の日を迎えたのがなつかしいです」(38歳/その他/その他・専業主婦)

「立会いの主人に「耳の所に穴は無い? 」って聞きました」
理由:「主人の耳上に奇妙な穴があり、そこから臭いがある物質が出てくるので確認してもらいました」(45歳/その他/その他・専業主婦)

「親指の爪がまともで良かった」
理由:「ワタシは貝爪がコンプレックス」(54歳/その他/その他・専業主婦)

「ああああ」
理由:「叫んでいたエピソードがありました」(30歳/建設・土木/販売・サービス関連)

■総評

「ありがとう」や「ただ涙が出た」など、出産を終えて感謝や感動の声が多かった。一方、性別に関する一言も多く、なかには「女の子だと思っていたら男の子だった」と言う回答も。驚きで疲れや感動も吹き飛びそうだ。

「おにぎり食べたい」や「は~終わった~」といった一言も、出産の大変さを物語るリアルな一言。ママだって人間なのだ。お腹も空くし、疲れる。

「耳の所に穴は無い? 」や「親指の爪がまともで良かった」は、「え、そこ?」と思わず、ツッコミを入れたくなる回答だが、約10カ月間お腹の中で育てた我が子の爪の先まで気になる、という気持ちも分からなくもない。

ママたちが出産直後に放ったリアルな一言、一人ひとりの出産にさまざまなエピソードがあることが伺い知れる。