――また、『ウルトラマンオーブ』のクレナイ ガイ、そしてジャグラス ジャグラーという濃厚なキャラのお2人が味方に加わりましたね。演じる石黒英雄さん、青柳尊哉さんはさすが先輩ヒーローという感じで、リクおよび『ジード』チームと絶妙なるカラミを見せてくれました。
坂本:石黒くんは『ウルトラオーブファイト』で、青柳くんは各種イベントなどで面識がありましたが、本編でガッチリ組んだのは初めてになりますね。ジャグラーとレイトを組ませたら面白いんじゃないかって、わりと早いうちから決めていました。
濱田:レイトさんとジャグラーさんのコンビはすごかったですよ。本仮屋さんよりもジャグラーさんのほうが馴染んでいたかもしれません。幼なじみ同士っていうか、昔からの友だちみたいで(笑)。「セリフ間違えたら、オリオンビール1本おごりだぜ」とか言っていて、毎晩のように飲みに行っていたみたいですよ。
坂本:先輩ヒーローのオーブと、ジードが共演するというのも映画の大きなポイントです。ただオーブが助っ人に来るというのではなく、しっかりとストーリーにからんでいて、映画の一番の見せ場として、ガイとリクの「ダブル変身」が来るよう、盛り上がりを考慮して演出しています。ガイの先輩ヒーローとしての立ち位置、そしてガイとリクのポジションの違いを見てもらった後での変身ですので、見る人たちにカッコいいと思ってほしいですね。
濱田:2人そろって変身するシーンでは、お互いの動きのタイミングをどう合わせたらいいか、石黒さんと相談しながら動きを少しずつアレンジしていって、どこを省いてどこを同じにするかとかに気をつけました。
坂本:演出するほうも、基本的なそれぞれの変身ポーズをくずすことなく、2人の動きがうまくシンクロできるように注意を払いました。
