初めて持った自分の名刺。一人前の大人になった気がして喜んだのも束の間。名刺交換のマナーが覚えられない!! そこで今回は、日本で働く外国人20名に、日本のビジネスシーンにおける名刺交換をどう思うか聞いてみた。

  • 名刺交換をどう思う? - 日本で働く外国人20名に聞いた

Q.日本のビジネスシーンで日常的に行われる名刺交換についてどう思いますか?

■良い文化だと思う

  • 「素晴らしいルールだと思います。特に、初対面の人に丁寧に自分の名刺を扱われると、気持ちよく一緒に仕事していけると思います」(カンボジア・20代前半・男性)
  • 「良いと思います。名刺があれば会社名、名前を憶えていられるし、連絡先もわかりますので」(タイ・40代前半・男性)
  • 「良い習慣だと思います。相手の連絡先を手に入れるのはビジネスの上で助かるものです」(スペイン・30代前半・男性)
  • 「頭でみんなの名前を覚えなくていいので便利だと思います」(アメリカ・30代前半・女性)
  • 「とても礼儀正しい習慣だと思います。名刺が手元にあれば、必要な時などに連絡ができたり、会社のウェブサイトなどもすぐに分かりますので、非常に助かります」(エジプト・30代前半・女性)
  • 「最初はとても堅いと思いました。間違えたら怒られるかな、悪い印象を与えてしまうかな、ととても緊張していました。今は慣れてきて、名刺を持ったほうがお会いした方を後ほど思い出しやすいと思ってきました」(イタリア・20代前半・女性)
  • 「役に立ちますね。ちゃんと整理管理していたら将来困ったこと(名前や地位を忘れる事とか)にならないから」(ハンガリー・30代後半・女性)
  • 「丁寧に交換してお互いに尊敬を払うということを感じます」(香港・20代後半・男性)
  • 「恰好いいとおもいます」(スペイン・40代前半・女性)
  • 「便利」(ポーランド・30代前半・男性)
  • 「必要だと思います」(マレーシア・40代前半・男性)
  • 「いい習慣だと思います」(インド・30代前半・男性)
  • 「いいと思います」(中国・20代前半・女性)

■珍しい文化

  • 「母国ではあまり名刺交換をしないので、少しびっくりしました」(パラグアイ・50代・女性)
  • 「ちょっと変わっているなと思いました。直接会話をしたり、自分のことを説明することを少なくしたいのかな、という印象です」(フィリピン・30代後半・女性)

■その他

  • 「最も日本のビジネスらしい風景だと思います」(シリア・30代後半・男性)
  • 「ただの文化の特徴だと思う。海外にもそんな文化がある」(ロシア・20代前半・男性)
  • 「普通だと思います」(ペルー・40代前半・女性)
  • 「海外でも有名な"名刺交換という社会演劇"を見ますと、日本らしさを感じ、真剣に捉えることはできません。相手には失礼なことをしないように私自身は気をつけますが、心の中では笑っています」(ドイツ・30代前半・男性)
  • 「ルールが多いです」(オーストラリア・30代後半・女性)

総評

アンケートの結果、日本の名刺交換という文化は、外国人たちに概ね好評だった。名刺を受け取ることで、相手の名前や役職を覚えておかなくても済むことや、後々思いだしやすいこと、相手の連絡先を入手できるなど、外国人にとっても何かと便利なようだ。

日本の名刺交換には、丁寧過ぎると感じるほどのルールが多く存在するが、これについては、「礼儀正しい習慣」「丁寧に交換してお互いに尊敬を払う」と評価するコメントが寄せられた一方で、「ルールが多い」という意見や、「名刺交換という社会演劇を心の中で笑っている」という酷評も見受けられた。社会人になると必ず習う正しい名刺交換のマナー。確かに、その手順は馬鹿みたいに細かい。しかしながら、そんな面倒な手順だからこそ、初対面でありながら相手の人となりをうかがい知れるというものではないだろうか。

「初対面の人に丁寧に自分の名刺を扱われると、気持ちよく一緒に仕事していける」と感じる人もいた今回のアンケート。ビジネスマンにとって名刺は顔のようなもの。とりわけ日本人は礼儀を重んじる傾向が強いだけに、失礼な名刺交換でビジネスチャンスを逃すことのないよう、気を付けた方がいいかもしれない。