「支えてくださる方がすべて」

――それでは、小瀧さんがかっこいいなと思う、男性像を教えてください。

余裕があって、どっしり構えてて、ちょっとワイルドな人。

――具体的にこんな人、という方はいらっしゃるんですか?

僕たちのライブの演出家さんです。「こんな男になりたいな」と思います。本当に余裕があって、効率が良くて、この人だったらなんでも任せられるという安心感や信頼感が出てる。人望が厚くて、かつ、目がギラギラしてるんですよ。「いや行けるっしょ」「望できるよな? 俺だったらできるけど」と言われて、「そういうことを言いたい!」「ついていきたい!」と思える言い方なんです。あと、僕は効率的に物事を進めることが好きなので、そういう時間の使い方がうまい人もかっこいいなと思います。

――ご本人に伝えたことはあるんですか?

ありますよ。一緒にツアー先でご飯に行くときに、「どうしたらそんな大人になれるんですか!?」とか。修羅場をくぐってきた感じの貫禄もあるでんすよね。

――ご自身では今、その要素は何パーセントくらいあると思いますか?

2パーセントくらいじゃないですかね。でも、かっこよさって経験やと思うんですよね。辛い経験を乗り越えた貫禄は、まだまだ全然僕とはかけ離れてると思うので、どんどん修羅場を経験していかないと、と思います。

――何歳までに100パーセントになってたらいいと思いますか?

うーん、40歳位でしょうか。時間はありますから、徐々に確実に、パーセンテージを100に近づけていきたいです。

――でも、そうやって裏でも色々な方とコミュニケーションをとられているんですね。

支えてくださる方が全てなので、僕はもう、スタッフさん命です。いつも感謝しています。こうやって取材をしに来ていただいているのもそうですし、常に「おごり高ぶらず」と意識しています。

どこかの映画館に、ジャニーズWESTが現れる?

――作品の中で、弦は和央に対して甲斐甲斐しく世話を焼いていると思いますが、小瀧さんはお友達に対してつい世話を焼いてしまうことはありますか?

僕は基本的にサービス精神が旺盛で、「やってあげたい」人で。友達が笑ってくれたり、おいしそうにごはんを食べてくれたりするのが好きなんです。だから、弦の気持ちもわかります。全く料理ができない男友達が風邪をひいたときに、おかゆを作りに行ってあげたこともありました。一回りくらい年上の友達なんですが(笑)。

――それはすごいですね。

普段から全然料理をしない人だし、年末で忙しいときに風邪をひいた様子だったので。「今まで食べたおかゆで一番うまい」と言われて、嬉しかったですね。だから、あまり弦と変わらないかもしれません(笑)。

――ジャニーズWESTのメンバーに対してもそうなんですか?

メンバーには、逆にしないです(笑)。どちらかというと、甘えたり、無茶ぶりしていたいタイプです。

――メンバーの皆さんは、小瀧さんがラブストーリーに出るということについて何かリアクションはありましたか?

どちらかというと今、リアクションがあります。色んなところで流していただいている予告編の、「お前さ、なんかおもしれぇじゃん」というセリフの独り歩きがすごいんですよ! もう、メンバーにもいじられるし、レギュラー番組でもいじられるし、コンサートでもいじられるし、映画館で「おもしれぇじゃん」が出てきたときに笑われそうだと、心配してるくらい。でも、ありがたいですね(笑)。

多分、公開されたら全員で観に行くと思います。濵ちゃん(濵田崇裕)の出ていた『破門 ふたりのヤクビョーガミ』も全員で観に行ったんですよ。だから、どこかの映画館に、ジャニーズWESTが現れるかもしれません。

■小瀧望
1996年7月30日生まれ、大阪府出身。2014年にジャニーズWESTのメンバーとしてCDデビュー。グループ活動と両立しながら俳優としても精力的に活動している。映画では2014年に『劇場版 仮面ティーチャー』『忍ジャニ参上! 未来への戦い』『近キョリ恋愛』に出演。ドラマでは近年、『世界一難しい恋』(16)、24時間ドラマスペシャル2016『盲目のヨシノリ先生』(16)に出演し、現在『もみ消して冬〜わが家の問題無かったことに〜』に出演中。

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