▼三者三様の自己PR

――ちなみに林さんの自己PRは?

 歌うことが好きなので、「歌だけは誰にも負けません!」と言いました。あと、好きな俳優さんとか作品とか。私は真面目に言ってる気がする。取りに行ってるじゃん、私(笑)。

森嶋 私はキャラで取りに行こうとしたから(笑)。

 あと、好きな食べ物としてフライドポテトと冷麺って言ったかな。あと、StarSというミュージカル俳優の3人組についてとか、劇団☆新感線の話とか、古田新太さんとか、好きな話ばかりしていました。あとから聞いたんですけど、私はぜんぜん緊張して見えなかったみたいで、何を質問しても「がんばります」みたいな。一所懸命答えているつもりだったんですけど。

厚木 肝が座っているよ。

 緊張してもいいことないからね。

――そんな厚木さんはなんて答えたんですか?

厚木 私はクラシックバレエを10年間やっていたので、踊ることが好きとか、そういう話くらいかな。あんまり言えなかったかもしれません。

――前の方には抹茶の話をしている人もいたし。

厚木 そうなんです。「歌では負けません」とか言っている子もいて、圧倒されちゃって、平凡なことしか言えてないです。好きな食べ物は穀物酢とかそれくらいしか言ってません。

 それは覚えてる。

森嶋 私も好きな食べ物の話はした。たけのこって言った気がします。

 そんな京都アピールしてたんだ。

森嶋 京都で売らなきゃって思ってたの。このオーディションにかけてたから、京都人でいこうって決めてたんです。

――たけのこは好きなんですか?

森嶋 ほんとはお寿司が好きなんですけど。

厚木 だよね(笑)!

森嶋 それだとふつうなので、たけのこって言ったの(笑)。もちろんたけのこも好きですけどね!

▼i☆RisやWake Up, Girls!との思い出

――アニソン・ヴォーカルオーディションの第1回合格者はi☆Ris、第2回はWake Up, Girls!。先輩たちとはどういう会話をしています?

 i☆RisさんとWUGさんはぜんぜん違うんです。

厚木 そう、i☆Risさんとはじめてお会いしたときは、i☆Risさんのライブ前だったんですけど、行った瞬間に廊下の向こう側から「ランガちゃんたちだーーー!」って走ってきてくださって、とりあえずハグをされました(笑)。

 ワーーって。澁谷(梓希)さんとか「よくきたな」って。若井(友希)さんも「学校大変じゃない?」って話しかけてくださって、先輩方に声をかけてもらうのってうれしいですね。(芹澤)優ちゃんも、私がお水忘れたときに「私の飲む―?」って、かわいすぎて爆死しそうになりました!

――WUGさんとは姉妹ユニットになるわけですけど、ファーストコンタクトはいつだったんですか。

厚木 WUGさんとは『Wake Up, Girls! 新章』第1話のアフレコ前にご挨拶をしました。会議室で並んで「はじめまして」って。

森嶋 印象深かったのが、アフレコの内入りでよっぴーさん(青山吉能)とお向かいの席に座って、学校やお仕事の話をしました。実はよっぴーさんは同い年なんです。もっといろいろ相談とかをしたいですね。

 私は地方から出てきていてなまりがあるので、田中美海さんにイントネーションを直していただくことがあります。あと、アフレコ現場のロビーにソファーがあるんですけど、先輩方が座っていたので、立ってご飯をたべていたら、まゆしーさん(吉岡茉祐)が、(イケボで)「あいてるよ」って言ってくださって。すごくかっこよくて。

森嶋 イケメン……!

 まゆしーさんは歌の面でもアドバイスをしてくださって、「低音を出すには重心を下げて歌ったほうがいいよ」とか「ここちゃんならすぐできるよ」と言ってくださって、それがうれしくて、がんばろうってなりました。

厚木 『Wake Up, Girls! 新章』アフレコのとき、私のセリフが終わったあとにマイク前から早くどかなきゃと思って、急いだせいでノイズを出したことがあったんです。気にしちゃってあとで謝りに行ったら、まゆしーさんが「ぜんぜん気にしなくていいよ」って、イケしーさんが出てきて、かっこよかったです。

――すでに先輩後輩としての仲はバッチリですね。『Wake Up, Girls! 新章』のアフレコ話が出ましたけど、林さんと森嶋さんはいかがでした?

 速志歩ちゃんは声優としてはじめていただいた役なので、どう演じようかアフレコ中はずっと悩んでいました。アフレコ中は気にならなくても、家で放送を観ると「こうしたらよかったな」ってことが多かったです。全力を出したつもりなのに、ちょっとしか表現されてなくて、1回のアフレコって貴重なんだなと学びました。

森嶋 うん、私も放送で自分の演技を観て、私の役である守島音芽ちゃんのテンションが足りてなかったなって思うことがありました。音芽ちゃんだったらもっとテンション高くなるはずだったのにって思う部分もあって、声優さんってすごいなと改めて感じました。