東武鉄道は21日、訪日外国人旅行者の増加に備え、8言語対応の新型自動券売機を順次導入すると発表した。従来の日本語と英語に加え、新たに中国語繁体字・簡体字、韓国語、フランス語、スペイン語、タイ語の6言語に対応する。

  • 新たに導入される新型多機能券売機(画像左)と新型特急券専用券売機(同右)の表示部イメージ

新型自動券売機には特急券の座席指定販売ができる機能を搭載。券売機の画面に特急列車の座席表を表示し、購入者自身が座席を選んで特急券を購入することが可能になる。

新型券売機のうち「新型多機能券売機」と呼ばれる機種では、購入済み特急券の指定列車の変更が新たにできるようになる。変更は1回のみで、2枚まで可能。同一列車での座席変更はできない。特急券と乗車券が1枚になっている券や個室券など一部の特急券については窓口での対応となる。

券売機の待機画面に地域や季節に応じたPR画像を表示し、デジタルサイネージとして活用する機能も搭載。利用者が券売機の前に立つと、自動的に乗車券の販売画面に切り替わるという。

3月末までに東武スカイツリーライン浅草~新田間と日光線東武日光駅、鬼怒川線鬼怒川温泉駅、亀戸線各駅の計23駅に合わせて52台の新型自動券売機を導入。次年度以降も設置場所を順次拡大する。