パーソルキャリアが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は2月13日、2018年1月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表した。

転職希望者数は大幅に増加

2018年1月の転職求人倍率は前月比0.52ポイント低下の2.35倍。求人数は前月比100.3%、前年同月比113.7%となり、調査を開始した2008年1月以来の最高値を4カ月連続で更新した。転職希望者数は前月比122.5%、前年同月比114.0%となった。

  • 左:業種別 転職求人倍率、右:職種別 転職求人倍率

業種別にみると、全9業種のうち「IT・通信」「小売・外食」「サービス」の3業種で求人数が増加。特に「サービス」(前月比102.4%)、「小売・外食」(同100.8%)の伸びが著しかった。職種別では、全11職種のうち「営業系」「技術系(IT・通信)」「技術系(電気・機械)」「専門職」の4職種で増加。このうち「営業系」(同103.2%)、「技術系(IT・通信)」(同101.6%)で大幅に伸長した。

DODA編集長の大浦征也氏は「1月は、4月までに転職先を決めようと活動を始める人が多い時期であるため、転職希望者数は大幅に増加した。採用充足などで終了となる求人が増える中、新規求人も引き続き多いため、求人数は前月同様高水準を維持している。しかし、転職希望者数の増加幅が、求人数の増加幅を上回ったため、求人倍率は降下した」と分析している。

2月以降についても、「求人数、転職希望者数は多い状態が続く」と見込んでいる。