京浜急行電鉄は14日、同社の歴代の名車にちなんだデザインの特別ラッピング列車「京急120年の歩み号」を2月25日から運行開始すると発表した。おもに大師線(京急川崎~小島新田間)で約1年間にわたり運行される。

  • 京急大師線で2月25日から運行される「京急120年の歩み号」イメージ

同社は2月25日に創立120周年記念日を迎える。「京急120年の歩み号」では、4両編成の1500形1編成(1521~1524)を使用し、車両ごとに異なるカラーリングで歴代車両を再現。1号車は1924(大正13)年に登場したデ51形をイメージした赤茶色、2号車は1951(昭和26)年に登場した500形をイメージした赤色・黄色、3号車は現行の1500形と同じ赤地に細い白帯、4号車は2100形や新1000形などで使用される赤地に太い白帯のデザインとなる。3号車のみ現行デザインのまま使用し、1・2・4号車は車外にラッピングを施す。

車内の窓上部分や中吊りも装飾し、創業当初から現在までの路線・車両の移り変わり、沿線の駅舎の過去・現在の姿、昔のきっぷやポスター、京急電鉄にまつわる豆知識などを紹介する。大師線沿線の幼稚園・保育園の子供たちが描いたイラストも展示する。

  • デ51形(写真左)は現在も京急ファインテック久里浜事業所内に静態保存されている。500形(同右)などに使用された赤色・黄色の塗装は1963年頃まで見られたという

「京急120年の歩み号」の運行期間は2018年2月25日から2019年2月24日までの予定。運行時間は京急電鉄サイト内で公開される(大師線運行時のみ)。運用の都合により、運行しない日や本線を運行する場合もあるとのこと。