女優の広瀬アリスが3日、都内で行われた主演映画『巫女っちゃけん。』の初日舞台あいさつに、共演の山口太幹、仁村紗和、原口あきまさ、MEGUMI、リリー・フランキーらとともに出席した。

広瀬アリス

映画『巫女っちゃけん。』のバチ祓い福まき舞台あいさつに登場した広瀬アリス

公開初日が節分の日の2月3日ということで、"バチ祓い福まき"と脈打って行われたこの日の舞台あいさつ。劇中で巫女役を演じた広瀬は「やっと初日を迎えることができました。撮影が終わって1年半が経ちましたが、無事に健太(山口太幹)も成長してとても嬉しく思います」と久し振りに会った山口の成長に笑顔。劇中で演じた巫女のしわすについては「巫女を演じた感覚は正直ないんですけど、巫女の格好をして脚の行儀が悪くてもOKを出してくれた監督には感謝しています」とグ監督に礼を述べ、「観終わった後に背中を押してくれる訳でもありませんが、頑張ろうと思ったり初心を取り戻してくれる作品になったと思います。ぜひたくさんの方々に広めていただきたいです」とアピールした。

この日の舞台あいさつに、赤のグラデーションがかかったワンピース姿で登場した広瀬に対してリリー・フランキーは「まだ23歳なのに銀座の店を一軒持った雰囲気」と言いたい放題だったが、「劇中ではアリスの瑞々しさが映っていると思います」と絶賛した。そのリリー・フランキーから褒められた広瀬は、劇中でMEGUMIにアドリブで「ババア!」の後に「クソババア!」と叫んだそうで、その話題を向けられたMEGUMIは「言い返しが出来なくて、『バ~カ!』としか言えませんでした。(2回目の『クソババア!』は)聞こえませんでしたけど」と広瀬のに動揺した様子。対する広瀬は「『うわぁ~!』と思って反省しました」とMEGUMIに詫びていた。

2003年公開の映画『偶然にも最悪の少年』のグ・スーヨン監督が7年振りにメガフォンを執った本作は、"光の道"で有名な福岡県の宮地嶽神社を舞台に繰り広げられる神社エンターテインメントムービー。夢も希望もない巫女のしわす(広瀬)の前に、突然、悪ガキの健太(山口)が舞い降りてきた。暴力巫女のレッテルを貼られて警察からは児童虐待の容疑をかけられるしわすや彼女の周辺をコミカルに描く。