高松琴平電気鉄道(ことでん)とJR西日本は22日、全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードをことでんの鉄道路線(琴平線・長尾線・志度線)でも使えるようになるサービスを3月3日から開始すると発表した。

  • サービス告知ビジュアル(高松琴平電気鉄道提供)

ことでんの鉄道路線では、これまで交通系ICカードとして「IruCa」のみ利用可能だった。3月3日以降、「Kitaca」「PASMO」「Suica」「manaca」「TOICA」「PiTaPa」「ICOCA」「はやかけん」「nimoca」「SUGOCA」が新たに利用可能となり、これらの交通系ICカードを駅改札機にタッチすることで乗車区間の運賃が自動的に精算される。

なお、新たに利用可能となる交通系ICカードは、現在「IruCa」が利用できるバスや電子マネー端末では利用できない。また、「IruCa」は他のエリアでは利用できない。

サービス開始にともない、ことでんの一部の駅では他エリアの交通系ICカードへのチャージ取扱いも開始。琴平線高松築港駅・片原町駅・瓦町駅・栗林公園駅・太田駅・仏生山駅・一宮駅・滝宮駅・琴電琴平駅、長尾線高田駅・長尾駅、志度線志度線口(瓦町駅)・今橋駅・八栗駅・琴電志度駅の各駅で全国相互利用サービス対応の交通系ICカードがチャージできるようになる。

サービス開始を記念し、3月3日10時からことでん瓦町駅2階コンコースでオープニングセレモニーを開催する。「ICOCA」のマスコットキャラクター「カモノハシのイコちゃん」と、ことでんのマスコットキャラクター「ことちゃん」がテープカットを行う。セレモニー終了後には、ことでんを利用した先着200名にオリジナルデザインの瓦せんべいを無料配布する予定となっている。