JR西日本は22日、「ICOCA」の利用エリアについて「2018年3月17日から ICOCAのご利用は200km以内となります。」と発表した。ただし、一部のケースでは営業キロ200kmを超える場合でもICカードを利用できる。

  • 大阪近郊区間内相互発着で利用する場合は、3月17日以降も引き続き営業キロ200kmを超えても「ICOCA」などICカードを利用できる

同社管内では現在、近畿圏エリアと岡山・広島・山陰・香川エリア、石川・富山エリアでそれぞれ「ICOCA」をはじめとするICカード乗車券を利用できる。3月17日から近畿圏エリアの草津線貴生川~柘植間、和歌山線高田~五条間にも「ICOCA」が導入されるほか、今年夏には山陽本線相生~和気間、赤穂線播州赤穂~長船間、北陸本線近江塩津~大聖寺間も「ICOCA」エリアとなり、エリアにまたがって利用可能となる予定だ。

「ICOCA」エリア拡大とエリアまたがり利用のサービス開始時期は別途発表予定。これに先立ち、ダイヤ改正が実施される3月17日から一部のケースを除き、ICカードを利用した「ICOCA」エリア内での移動は「入場駅から出場駅までの最短経路で営業キロ200km以内」とすることが発表された。

なお、営業キロ200kmを超えても現状通りICカードを利用できる場合があり、おもなケースとして「大阪近郊区間内相互発着のご利用の場合(例:米原~相生駅)」「在来線特急列車停車駅相互間のご利用の場合(例:岡山~出雲市駅)」「大阪近郊区間内の駅と在来線特急列車停車駅相互間のご利用の場合(例:尼崎~新宮駅)」が挙げられている。