タレントの萩本欽一と元SMAPの香取慎吾がこのほど、都内のスタジオで日本テレビ系バラエティ特番『欽ちゃん&香取慎吾の第95回全日本仮装大賞』(2月3日19:00~20:54)の取材に応じ、約40年の歴史で初めて"0点"がついたことを明かした。

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    (前列左から)滝菜月アナ、ブルゾンちえみ、萩本欽一、香取慎吾、二階堂ふみ、久本雅美 / (後列左から)読売新聞・川床弥生記者、徳光和夫、横山だいすけ、又吉直樹、梅沢富美男、陣内智則=日本テレビ提供

一般応募の参加者がゼロから仮装を作り上げて披露する同特番。今回は、応募総数3,316組から地方予選を勝ち抜いた35チームが本戦に出場し、どの参加者も一生懸命準備して臨んだが、梅沢富美男、陣内智則、ブルゾンちえみといった審査員が、歴代優勝者やレジェンドにも厳しい採点を展開し、容赦ない辛口コメントが繰り出される。

1月1日に東京・片柳アリーナで行われた収録は、今までにない緊張感で行われたが、萩本は「僕からするとね、昔に戻った感じで気分が良かった」と感想。一方、2002年から参加した香取も「僕がやらさせてもらった最初の頃もあんな感じでした。でも最近はほとんどが20点満点で、(合格から)落ちる人が1組、2組みたいなのが続いて『えーこれも合格!?』って言っちゃうくらいになっていたので、今回は僕と欽ちゃんで『こんなに頑張ったんだよ!』って応援したくなるような、久々な感じで気持ちよかったです」と同調した。

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かつての『仮装大賞』といえば、合格点に一歩届かないと、萩本が審査員に「(得点を)入れてあげてよぉ~」とお願いするのが名物。萩本は「昔は、自分のわがままで(得点を)入れていくっていうのが、私の仕事だったけど、その仕事がなくなっちゃって、元気がなくなった(笑)」といい、今回は手応えのある司会になったようだ。

しかし、そんな厳しい審査ゆえか、番組史上初の"0点"という珍事が発生。それでも萩本は「どういうわけか、嫌な気分がしなかったねぇ。普通は『マズいかな』って司会やってて思うんだけど、『いいんじゃないの?これ』ってなった。客席見ても、嫌だっていう空気がなかった」と振り返り、香取も「客席も『はい、おつかれさました』って感じ(笑)」と状況を説明した。

さらに、萩本は「僕の頭の中では2点かな、3点かなって思ったんだけど、それがポーンと0点ってなったとき、『あ、この番組新しくなった』って感じたよ。テレビってどっかで気をつかってるんだよね」と分析。その上で、「やった人たちのすがすがしさが、『仮装大賞』のいいところを教えてくれた」と再確認したようだ。

審査員は他にも、久本雅美、徳光和夫、二階堂ふみ、又吉直樹、横山だいすけ、滝菜月(日本テレビアナウンサー)、川床弥生(読売新聞記者)が担当。タレント出場者は、ブルゾンに黙ってエントリーしたwithBことブリリアンが体を張ったパフォーマンスを、審査員経験のある鈴木奈々が髪の毛を使った過激な仮装に挑戦する。

また、今回も視聴者投票を実施し、投票数が一番多かったチームに視聴者賞を授与。この受付には、大物が生中継で登場する。