トレンド総研は1月11日、"資格難民"の女性を対象とした「資格」と「キャリア」に関する意識・実態調査の結果を発表した。調査期間は2017年12月21~25日、調査対象は就職・転職のために資格を取得したが、資格を活かした職業に就けていない20~30代の女性、有効回答は500人。
就職・転職活動で難しい点、「条件にあう募集が少ない」
資格を取得したタイミングを尋ねると、「学生時代に取得した」が44%で最多。次いで「仕事をしながら取得した」が35%、「退職して勉強に専念し、取得した」が13%となり、社会人になってから資格取得に挑戦した人も多いことがわかった。
資格取得後の就職・転職活動において難しいと感じた点は、「条件にあう募集が少ない」が41%、「経験者が優遇され、未経験の場合は不利になる」が36%、「募集人員が少ない」が21%、「人気の仕事であり、競争率が高い」が21%と続いた。
続いて就業を見据えた資格取得にあたって重要なことを聞いたところ、「就業までサポートしてもらえるスクール・講座を選ぶ」が最も多く41%。次いで「仕事を続けながら資格の勉強をする」が38%、「就業の実績が豊富なスクール・講座を選ぶ」が31%、「資格取得後も相談窓口があるスクール・講座を選ぶ」が23%となった。
キャリアアドバイザーの藤井佐和子氏は「就業を見据えた資格取得の場合、その仕事のマーケットを見ておくのも重要なポイント」とコメント。またスクール・講座選びの重要性についても指摘し、「資格を取得した後、就業相談に乗ってくれる、あるいは就業に直結するスクール・講座なども登場しているので、事前に体制を確認しておくとよいでしょう」と話している。