演歌歌手の氷川きよしが30日、東京・渋谷のNHKホールで、『第68回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15〜23:45)のリハーサルに参加した。

  • 氷川きよし 撮影:荒金大介

40歳を迎えて初の紅白ステージで「きよしのズンドコ節」を歌う氷川。29日に行われた囲み取材では「金をテーマに。氷川"金"よしです」とお茶目に語っていたが、その言葉の通り金に輝くステージとなった。

特大宝船には、同じく特大のタイや門松など縁起の良いものに囲まれ、設置されると客席も静かにどよめく。電球で光る「氷川きよし 宝」という字を背に歌う氷川は途中で衣装の早替えも行い、黄金聖闘士もかくやという全身金色のスーツで歌い上げた。

周りを盛り上げるダンサーたちは、合いの手である「き・よ・し」の振りのキレも一流。ダンサー陣はうちわを手に通路でも踊っていたが、その動きにより生み出されるうちわの風は常人のものより鋭く、客席のスタッフや記者たちの髪の毛を揺らしていた。

今年のテーマは、昨年に続き「夢を歌おう」。総合司会はウッチャンナンチャンの内村光良と桑子真帆アナウンサー、紅組司会は有村架純、白組司会は嵐の二宮和也が務める。通算成績は紅組31勝、白組36勝。昨年は紅組が2年連続で勝利した。