日本民営鉄道協会はこのほど、2017年度の「駅と電車内の迷惑行為ランキング」を発表した。10~11月にインターネット上でアンケートを行い、2,419人から回答を得た。

  • 日本民営鉄道協会が2017年度の「駅と電車内の迷惑行為ランキング」を発表(写真はイメージ)

迷惑と感じる行為の1位は、9年連続で「騒々しい会話・はしゃぎまわりなど」(33.2%)となった。その他、6位に「ヘッドホンからの音もれ」(20.1%)、7位に「携帯電話・スマートフォンの着信音や通話」(18.5%)が入り、10位以内に音に関する迷惑行為が3つも入る結果となった。

2位は「座席の座り方」(31.1%)、3位は「荷物の置き方・置き方」(29.8%)で、5位には「乗降時のマナー」が入った。これらについて具体的な迷惑行為を尋ねたところ、「座席の座り方」では「座席を詰めて座らない」と「座りながら足を伸ばす・組む」の2つが8割以上を占めた。「荷物の持ち方・置き方」では、「背中や肩のリュックサック・ショルダーバックなど」が5割強を占め、「床(足下)に置かれた荷物」「座席に置かれた荷物」との回答もあった。「乗降時のマナー」では、「扉付近から動かない」「降りる人を待たずに乗り込む」「乗降時に並ばないで横から割り込む」の3つで8割強を占めた。

一方、電車や駅を利用している際に「うれしかった」「心が温まった」行為として、「高齢者や身体の不自由な方、妊娠中の方に席を譲っている光景を見た」「困っている高齢者や外国人を親切に案内している人を見た」などの声も寄せられたという。

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