4人組バンド・SEKAI NO OWARIのSaoriこと藤崎彩織が、デビュー小説『ふたご』で、第158回直木三十五賞の候補作に選ばれたことが20日、発表された。
藤崎は、1986年生まれ、大阪府吹田市出身で、洗足学園音楽大学を卒業。SEKAI NO OWARIではピアノ、キーボード、アコーディオンなどを担当し、作詞作曲も手がける。今年1月に俳優・池田大と結婚を発表し、8月には第1子妊娠を発表した。
直木賞は他にも、彩瀬まる『くちなし』、伊吹有喜『彼方の友へ』、門井慶喜『銀河鉄道の父』、澤田瞳子『火定』がノミネート。
同時に、芥川賞の候補作も発表され、こちらは石井遊佳『百年泥』、木村紅美『雪子さんの足音』、前田司郎『愛が挟み撃ち』、宮内悠介『ディレイ・エフェクト』、若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』が選ばれている。
選考会は、来年1月16日17時から、東京・築地の料亭「新喜楽」で開催され、受賞作は同日のうちに発表される。