ヴォーカーズは12月18日、「2017年 働き方改革成功企業ランキング」を発表した。調査は、同社運営の「Vorkers」の働きやすい風土を測る評価指標を集計し、「働きやすさ度」を算出。昨年と今年のポイント差でランキングを作成した。対象企業数は4,690社。

在宅勤務・残業削減・有給消化率UPで働き方改革

  • Vorkers「2017年働き方改革成功企業ランキング」

    Vorkers「2017年働き方改革成功企業ランキング」

「2017年 働き方改革成功企業ランキング」堂々の1位は「Apple Japan」だった。クチコミを見ると、在宅勤務によるカスタマーサポート、通称AHA(At Home Advisor)社員からの投稿が増えているのがわかる。AHA は完全在宅勤務でありながらApple 社員としての福利厚生も整う新しい職種で、「業務時間外にはネットワークには接続が許されない」等、ワークライフバランスの良さが魅力として多く挙げられている一方で、マネージャーとしてのキャリアパスや評価も明確で、働きがいもあることが読み取れた。

以下、TOP10入りした企業は、2位「マクロミル」、3位「ネオキャリア」、4位「LITALICO」、5位「スターバックス コーヒー ジャパン」、6位「ディップ」、7位「日本住友製薬」、8位「ディー・エヌ・エー(DeNA)」、9位「シスコシステムズ」、10位「豊田通商」。

平均残業時間や有休消化率も集計指標に組み込んだ今回、ランクインしたほぼ全ての企業で昨年よりも残業時間が削減され、加えて多くの企業で有休消化率も上昇していることが明らかに。また、ワークライフバランスのクチコミには、「働き方改革」というワードが多く見られたほか、残業が常態化していた企業では、PCの強制シャットダウンといった「本気」の施策によるテコ入れがされるなど、全社的な改革を推進したことが伺える結果となった。