日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は11日、東京国際交流館にて第38回となる「2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー 最終選考会」を開催し、その結果を発表した。今回の日本カー・オブ・ザ・イヤーには、ボルボのSUV「XC60」が選ばれた。

  • ボルボ「XC60」(東京モーターショーにて撮影)

同委員会は、ボルボ「XC60」を選んだ理由として「扱いやすい手頃なサイズのボディに現代のSUVに求められる快適性、機能性、運転の楽しさなどの要素を高い次元でバランスさせた。そして、いかにも北欧デザインと感じさせる美しい内外装と、そのクオリティの高さは見事。さらにボルボらしい安全装備の充実ぶりも素晴らしい。 また、プラグインハイブリッドを含む豊富なパワートレーンを用意したことも高く評価した」とコメントしている。なお、日本カー・オブ・ザ・イヤーに輸入車が選ばれたため、今回のインポート・カー・オブ・ザ・イヤーは選出されなかった。

部門賞では、イノベーション部門賞にトヨタ「プリウス PHV」、エモーショナル部門賞にレクサス「LC」、スモールモビリティ部門賞にホンダ「N−BOX」「N−BOX カスタム」が選ばれている。「プリウス PHV」はクルマの電動化という流れの中でPHVのメリットを最大限に実現したこと、「LC」は見る者に大きなインパクトを与えるダイナミックで美しく独創的なスタイリング、「N−BOX」「N−BOX カスタム」はプラットフォームとパワートレーンを一新するなど軽自動車規格の中で最大級のキャビンを確保し、機能的で使い勝手のいいスペースを実現したことなどが評価された。

実行委員会特別賞には、トヨタ自動車の「ハイブリッド車の世界累計販売が1000万台突破」と、レーシングドライバー佐藤琢磨氏の「インディアナポリス500マイルレースで日本人初の優勝」が選ばれた。