建設現場や消防士など、仕事にパワーや体力が求められることが多い男性。どんな職業に就いたとしても、無視できないのが"身だしなみ"だ。そこで本稿では、パナソニックが実施した「男性のヘアカット事情」に関する調査結果を紹介しよう。

調査対象は、美容院・理容室に通っている20~40代の男性500名(短髪長髪各250名、年代別均等割付)。調査期間は11月17日~20日。

短髪なら2~3カ月に1度、3,000円でカット

  • 「男性のヘアカット事情」  美容院や理容室に通う頻度と1回の費用

    美容院や理容室に通う頻度と1回の費用

はじめに、「短髪男性」に美容院や理容室に通う頻度を尋ねたところ、半数以上が「2~3カ月に1回程度」(55%)と回答。また、1回あたりの金額を聞くと、平均で「3,002.29円」という結果に。一生(20歳~70歳まで)の間にかかる費用を試算したところ、「約90万円」にのぼることがわかった。

そこで、美容院や理容室にかかる費用についてどう思うか聞いたところ、短髪男性の7割超が、「美容院・理容室にかかるお金を浮かせたいと考えたことがある」(71%)と回答。「できればひと月半~ふた月くらいに通う間隔を変えたい。しかし途中で髪が伸びてしまう部分を自分でカットできないので、やむをえずひと月で散髪に行ってしまう」(33歳)、「少しだけ切りたいときがある。そういうカットの時は少し安かったりすると、もっと行きたくなると思うのだが…」(45歳)などの声がきかれ、部分的なカットに割高さを感じるといった課題が浮き彫りとなった。

短髪派 vs 長髪派

  • 「男性のヘアカット事情」  短髪と長髪のメリットを比較

    短髪と長髪のメリットを比較

次に、短髪と長髪(眉毛や耳が隠れる程度のミディアム~ロングヘア)のメリットについて、それぞれどう思っているかを比較した。その結果、「自分に合った髪の長さだと思う」という短髪派は89%、長髪派は92%と両者拮抗。「大人っぽく見えると感じる」(短髪派40%、長髪派56%)や「センスが演出できると思う」(同53%、67%)では長髪派の方が高かったが、身だしなみとして重要な「清潔感が演出できると思う」(同74%、56%)では、短髪派の方が高い割合を示す結果となった。