日野自動車は5日、日本で唯一の小型ノンステップバス「日野ポンチョ」を改良し、平成28年排出ガス規制に適合させて12月21日に発売すると発表した。

  • 「日野ポンチョ ロングボデー都市型」

「日野ポンチョ」は広いフルフラットエリアを持つ小型ノンステップバスで、前後のオーバーハングが小さく小回り性能に優れるため、狭い道でもスムーズに走行でき、全国でコミュニティバスとして数多く採用されている。

今回の改良では、排出ガス後処理装置に新たに尿素SCRを搭載して平成28年排出ガス規制に適合させるとともに、メーターの大径化と液晶表示の採用で視認性を向上させ、さらに室内灯をLED化した。変速機に関しては5速ATに一本化している。

価格は、ロングボデー都市型(型式 : 2DG-HX9JLCE)の場合で1,809万3,240円、ショートボデー都市型(型式 : 2DG-HX9JHCE)の場合で1,774万4,400円(どちらも税込)。なお、バリアフリー車両としての構造・設備の基準に適合したノンステップバスとしてバリアフリー減税の対象となり、新車登録時の重量税が免税、取得税については取得価額から1,000万円が控除される。