bitFlyerの子会社であるbitFlyer USAはこのほど、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が制定した「BitLicense」を取得し、11月28日(米国東部時間)より仮想通貨交換業を開始したと発表した。同社はニューヨーク州を含め、42州で仮想通貨交換業運営の許可を取得している。

  • bitFlyer USA、米国で仮想通貨交換業を開始

bitFlyerグループ初の海外進出

BitLicenseは、ニューヨーク州金融サービス局が制定した、ニューヨーク州在住者に対して仮想通貨交換業等を行うために必要なライセンス。2017年11月29日(日本時間)時点で、bitFlyer USAを含めて4社が取得している。

bitFlyer USAのサービスは、月間10万ドル以上の仮想通貨取引を行うプロトレーダー向けに設計。取引所では指値、成行および特殊注文が可能で、プログラムトレーダー向けのAPIも提供するほか、随時キャンペーンや新機能の追加を予定している。また2018年前半には、Litecoin、Ethereum、Ethereum Classic、Bitcoin Cashなどのアルトコインの取扱いを予定しているという。

bitFlyer USAの米国での仮想通貨交換業開始は、bitFlyerグループにとって初の海外進出案件となる。bitFlyer USA COOのBartek Ringwelski氏は、「bitFlyer USAの事業開始に伴い、近日中に日米のクロスボーダー取引が可能になります。当社のサービスではWebインターフェースあるいは APIを通じた高速取引により、米国の機関投資家に対して今までにない高い流動性を提供できます」とコメントしている。