物件を選ぶ上で、間取りや立地など重視するポイントや条件は人によって様々だが、最も大切なのは「家賃」とのバランスではないだろうか。一般的には「手取り3割が適正」だと言われているが、実際はどうなのか。今回は、マイナビニュース会員500名のうち、一人暮らしをしている243名に「家賃は手取り3割」が現実だと思うか聞いてみた。

Q.一般的に「家賃は手取りの3割が適正」と言われていますが、その額は現実的だと思いますか?

はい 49.8%
いいえ 50.2%

一般的に「家賃は手取りの3割が適正」と言われていますが、その額は現実的だと思いますか?

Q.その理由を教えてください(自由回答)

「はい」と答えた人の意見

それ以上だと生活が苦しい

・「それ以上はリアルに生活を圧迫します」(45歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「上限3割、という感じ。割合は低ければ低い方が良い」(39歳男性/専門店/事務・企画・経営関連)
・「それ以上だと生活レベルをかなり下げないとキツイ。節約のことを考えるのは大事だが、そればかりになると楽しくない」(46歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「家賃や食費、生活費以外に出費がよくあるのであればその程度に抑えないとやっていけないと思うから」(29歳女性/教育/事務・企画・経営関連)

地域によっては可能

・「私の住む地方ではこれで十分」(26歳女性/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「地方都市だからそんなものかな」(38歳男性/その他/専門サービス関連)
・「新潟県では可能」(35歳女性/銀行/営業関連)
・「大阪では十分いけるから」(42歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)

贅沢しなければ……

・「よほど背伸びをしなければいい物件はあるから」(43歳男性/教育/営業関連)
・「3割になるよう、妥協するところは妥協することで、贅沢しすぎず生活するのに適正なレベルで生活できるようになる」(23歳男性/公益・特殊・独立行政法人/公共サービス関連)
・「地域によって差はあると思うが、贅沢を言わなければ可能だと思う」(56歳男性/その他メーカー/技能工・運輸・設備関連)

今現在、やれているから

・「実際に自分がその通りなので」(33歳女性/流通・チェーンストア/事務・企画・経営関連)
・「現在が正にその通りだから」(42歳男性/ディスプレイ・空間デザイン/建築・土木関連技術職)
・「実際に私自身が3割くらいだし、そう感じるから」(44歳女性/コンビニエンスストア/販売・サービス関連)
・「現状が3割なので」(42歳男性/半導体・電子・電気機器/技能工・運輸・設備関連)

家にそこまでお金をかけたくない

・「広さ的にも手取りの3割もかかるアパートは必要なく、2割で十分なところに住め、他にお金を使った方がいいと思うから」(26歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「安くても満足できる部屋はあるし、家にそこまでお金をかけたくないから」(28歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「他のことにもお金を使いたいから」(30歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/営業関連)

その他

・「安かろう悪かろうでは困るから」(37歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「取りあえずはお金に困っていないから。もちろん家賃が安いにこしたことはないが、それだと物件がひどくなるし……バランスを考えるとこれくらいかと」(34歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「3割でも駅からちょっと離れると小綺麗なマンションも借りられたりする」(54歳男性/不動産/営業関連)

「いいえ(3割は安すぎる)」と答えた人の意見

都会では難しい

・「やっぱり都心は高いと思う。駅近、オートロック、宅配BOX……と条件を付けると10万近くになってしまう」(35歳女性/専門店/販売・サービス関連)
・「東京都心で3割で安心して快適に住める物件なんてないから」(39歳女性/インターネット関連/事務・企画・経営関連)
・「東京都心では無理だと思います」(58歳男性/ビル管理・メンテナンス/事務・企画・経営関連)
・「田舎ではもっと低く抑えられると思うが、都会では難しそう。家族で住む物件となると家賃もかなり高いので、1人の収入では賄いきれないと思う」(27歳女性/食品/専門職関連)

良い物件が見つからない

・「ボロボロマンションしか住めないから」(31歳男性/化粧品・医薬品/技能工・運輸・設備関連)
・「不便な場所じゃないと3割は難しい」(61歳女性/輸送用機器事務・企画・経営関連)
・「住める物件の選択肢が、ほとんどないように思うので」(59歳男性/輸送用機器/メカトロ関連技術職)
・「販売職の給料の3割だとセキュリティのしっかりしてるところに住めない」(28歳女性/食品/販売・サービス関連)

生活が苦しくなるから

・「かなり生活費がギリギリになると思う」(56歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「収入が少ないと残りの金額が少なく生活がしんどい」(32歳女性/その他/その他技術職)
・「3割もとられたら貯金できないし、生活レベルが落ちる」(45歳男性/化粧品・医薬品/その他技術職)
・「ある程度の収入がある場合の3割なら普通に生活できるけど、低収入での3割だと生活が苦しいので」(36歳女性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連)

その他

・「3割払うなら家を買う人の方が多い」(58歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「地方では、家賃が安い」(66歳男性/家電・AV機器/メカトロ関連技術職)
・「その人の価値観と満足度だと思うから」(32歳女性/環境・リサイクル/営業関連)
・「家賃で収入の3割も払ってしまうと車の購入等にお金が回せない。貯蓄に苦労しそう」(34歳男性/教育/専門職関連)

総評

「家賃は手取りの3割」が現実的だと思いますか?という質問に対し「はい」と答えた人は49.8%。「いいえ」は50.2%と、意見はほぼ真っ二つに割れた。

「地域によって相場は異なる」という意見が多く、「地方ならいいが都心だとそうはいかない」とのこと。「東京ばかり家賃が高くて納得できない」といった不満の声もあがっていた。都心では「手取り3割」の家賃でおさまる理想的な住まいが見つけにくいと感じているようだ。「家にそこまでお金をかけたくない」といった意見もみられた。家賃は少しでも抑え、自己投資や趣味にお金をかけたいそう。プライベートに使えるお金を増やすため「あえて遠いところに一人暮らしをしている」という人もいた。

「適正」と答えた人からも「上限が手取り3割」で、それ以上になると生活が苦しいといった意見が多くみられた。「家賃の他に必要な生活費などを考えると、手取りの3割を超えた場合ゆとりがほとんどなくなる」とのこと。家賃を手取り3割以内に抑えられれば、ある程度貯金もでき、将来や不測の事態に備えることができるのかもしれない。

他にも「よほど背伸びをしなければいい物件はある」という意見や、「安すぎてもこわい」「住めれば古さは関係ない」といった意見が寄せられた。どのくらいの家賃が適正かというのは、求める条件や収入、地域によっても異なるもの。家計バランスをよく考え、自分の収入に見合った物件を選びたいものだ。

調査時期: 2017年10月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 500名(一人暮らし243人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート