マツダは16日、商品改良した「Mazda6」(日本名「アテンザ」)のセダンモデルを12月1~10日に開催されるロサンゼルス自動車ショーで世界初公開すると発表した。

商品改良した「Mazda6」セダン(北米仕様)

「Mazda6」はマツダの乗用車ラインアップを牽引するフラッグシップモデル。2012年の全面改良以来、3度目となる今回の商品改良では、「クルマを愛するお客さまの毎日を、もっと活力と充実感に満ちたものにする」をテーマに「人間中心」の思想に立ち、技術やデザインなどあらゆる領域を深化させ、その質のレベルを一段引き上げたという。

パワートレインでは、「SKYACTIV-G 2.5」に「気筒休止」などの新技術を採用し、優れた燃費性能と人間中心のパフォーマンスフィールをさらに高いレベルで両立させた。また、「CX-9」に続き、新たなエンジンラインアップとして2.5L直噴ガソリンターボエンジン「SKYAVTIV-G2.5T」を設定している。

デザインにおいては、エクステリア・インテリアともに上質さをより一層磨き上げ、大人の落ち着きを感じさせるデザインへと深化させた。日本の伝統家具や楽器などに使用される栓木(せんのき)を用いた本杢素材などによって、マツダらしいプレミアム感を表現した最上級仕様のインテリアを設定した。

先進安全技術「i-ACTIVSENSE」もさらに進化・拡充した。全車速追従を可能とした「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」に加え、最新の360°ビュー・モニターなどを採用し、これまでに導入してきた安全技術と相まってより幅広いシーンで安心して走りを楽しめる安全性能を実現している。

なお、ロサンゼルス自動車ショーでは東京モーターショーで世界初公開した次世代デザインビジョンモデル「VISION COUPE」に加え、「Mazda6」と同じく「気筒休止」などの新技術を採用して進化した「SKYACTIV-G 2.5」を搭載した「CX-5」商品改良モデルも北米で初公開する。