アイドルグループ・嵐の二宮和也が3日、主演を務める映画『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』(11月3日公開)の初日舞台挨拶に、共演の西島秀俊、綾野剛、宮崎あおい、竹野内豊、西畑大吾、滝田洋二郎監督とともに登場した。

左から竹野内豊、綾野剛、西島秀俊、宮崎あおい、滝田洋二郎監督

原作は、料理番組『料理の鉄人』などを手がけたバラエティ演出家・田中経一氏の同名デビュー小説で、『おくりびと』滝田洋二郎監督が実写化。劇中では2000年代初頭と1930年代、2つの時代が平行して語られ、絶対味覚="麒麟の舌"を持ちながらも料理への情熱を失ってしまった主人公・佐々木充(二宮)が、1930年代の料理人・山形直太朗(西島)が満州で創り上げた「消えたレシピ」に挑む。

二宮らはオープン前のTOHOシネマズ上野のスクリーンをジャックして、8回の舞台挨拶を決行。また、ロビーにてテープカットセレモニーも行った。舞台挨拶で“最近泣いたこと”を聞かれた二宮は、「あの、涙こそ出てはないですけど、心でぐっときた話でもいいですか」と前置き、「先日カエルを捕まえにいくというロケをやったんですよ」と、先日放送された日本テレビ系バラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(毎週日曜20時~)で挑戦したロケについて語る。番組では、TOKIOが常人離れした様子でカエルを捕まえていく様子に戸惑う二宮の姿が話題となっていた。

二宮は「カエルがすごいヌルヌルしてて、僕はあんまり他の生き物に触れることは得意じゃないんですよ」と訴え、「すごく嫌だったんですよ。ヌルヌルしてるし、どっかいっちゃうし」としみじみ振り返る。「それをめちゃめちゃ頑張ってテレビで紹介して、嵐の人たちが見てたんですけど、嵐の人たちが『よくカエル触ったね』って褒めてくれた」と明かし、「褒めてくれた時に、ぐっときました」とメンバーに感謝した。

公開初日は嵐のデビュー18周年の記念日。二宮は「嵐のみんなもどっかの劇場で見てると思ってるんで。喜んでると思います」とジョークを飛ばしつつ、「そんなことありえるのかなって。ドンピシャで同じ日に始まるって、僕の中でもなかった」と感慨深い様子に。「メンバーも『あ、そうなんだ』と驚いてましたね」と明かした。また、綾野が「素晴らしいですね。結成は9月ですけども」と詳しい様子を見せると、会場からも笑いが起こっていた。