あの中山美穂が、きょう14日(21:00~)に放送されるフジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語'17秋の特別編』で衝撃の作品に主演する。主婦役を演じる「フリースタイル母ちゃん」で、パート先のスーパーで店長にお尻を触られ、残業代も理不尽にカット、おまけに"ババア"呼ばわりまで…。しかし、そこから"ラップ"という意外な武器で、痛快に大逆転。そんな破天荒な役柄で、新境地を開拓している。

「フリースタイル母ちゃん」に主演する中山美穂=フジテレビ提供

中山といえば、"ミポリン"の愛称で80年代にアイドルとしてデビューし、女優としても活躍。"月9"を中心に多くのトレンディドラマに主演する一方、ミリオンセラーのメガヒット曲を連発し、女優・歌手の両ジャンルでトップに立った数少ない存在だ。その輝きは、40代後半となった今も失われていない。

今回主演する「フリースタイル母ちゃん」は、中山演じる主婦・房子がある日、あやしい露天商の「ストレス解消になりますよ」という口車に乗せられ、高級なリップクリームを買わされてしまう。だが、それを唇に塗ると突然、脳内にキレッキレのスクラッチ音が響きだし、プロ顔負けのラップが口から飛び出すように。それに乗って、今まで言えなかったことが次々に吐き出せるようになり…。

最近では、月9ドラマ『貴族探偵』(17年4~6月)でコミカルなメイド役を演じた中山だが、今作はそれどころでは収まらない、ぶっ飛んだ役柄だ。歌手としてトップを極めただけあってリズム感は抜群で、洗濯洗剤の容器やレジのバーコードリーダーをマイク代わりにパフォーマンス。さらに、スーパーには似合わないDJがどこからともなく現れるなど、客観的に見るとシュールな映像のはずが、なぜか様になってしまうという"奇妙"な感覚に襲われる。

中山自身、ラップは初挑戦で、相当練習を重ねた様子。インタビューで「撮影期間中は、頭の中で1日中ずっとリズムが鳴っていて、寝る時も起きる時もリズムがリフレインして止まらないんです」と言うほど打ち込んだそうで、見どころを聞かれても「全体的に面白いのが、内容とラップのギャップで…あ、ついつい韻を踏んでしまいますね(笑)」と、すっかりラップのリズム感が染み込んでしまったようだ。

「フリースタイル母ちゃん」より=同

実は、27年の歴史を誇る『世にも奇妙な物語』で、1990年4月19日に放送された初回放送の記念すべき第1作「恐怖の手触り」に主演したのが、当時20歳の中山。演じたのは、サイコメトリング能力を持つOLという役柄だった。初期のホラー路線を印象づける作品だったが、同番組はその後、コミカルなストーリーなどにものジャンルが拡大しており、今回再び主演する「フリースタイル母ちゃん」が、ホラーと対極に位置する作品であるということで、中山が『世にも奇妙な物語』の進化を体現しているようにも見える。

ちなみに、ストーリーテラーのタモリが作品に振る際、「さぁ、歌っていただきましょう! フリースタイル母ちゃん!」と、『ミュージックステーション』ではお目にかかれないテンションで紹介するので、そこにも注目だ。

『世にも奇妙な物語'17秋の特別編』では他にも、岩田剛典主演「運命探知機」、吉岡里帆主演「寺島」、藤原竜也主演「夜の声」をラインナップ。さらに、深川麻衣、松島聡(Sexy Zone)、加藤綾子、久慈暁子(フジテレビアナウンサー)がそれぞれ主演する短編作品も放送される。

岩田剛典主演「運命探知機」

吉岡里帆主演「寺島」

藤原竜也主演「夜の声」

深川麻衣主演「ポニーテール」

加藤綾子主演「女子力」

久慈暁子アナ主演「ががばば新章」

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