ソフトバンクは10月11日、働き方改革推進の第2弾として、社員の副業の許可やオフィス改革などの新たな取り組みを11月から順次開始すると発表した。

本業に影響のない範囲で副業を許可

今回の取り組みでは、就業規則上の「副業の原則禁止」を改定し、本業に影響のない範囲で、社員のスキルアップや成長につながる副業について、会社の許可を前提に認める。また7月から行っている「プレミアムフライデー交流会」などの他社との交流も継続する。

同社は「副業や他社交流の場で得た知見やノウハウを、これまで培ってきた経験や知見と新しく組み合わせることによって、将来の新規事業や既存事業の活性化などイノベーションの創出につなげる」と説明している。

オフィス改革については、グループアドレス制へ段階的に移行し、社内のコミュニケーション活性化と生産性向上を図る。併せてサテライトオフィスの活用を推進し、働く場所の選択肢を拡大する。このほか、生産性向上に関するスキルアップ研修やマネジメント意識改革を実施する。

同社は働き方に関するスローガンとして「Smart&Fun!」を掲げており、ITやAI(人工知能)を駆使して、全社員がスマートに楽しく働くことを目指している。今回の取り組みは2017年4月に導入した人事制度に続き、「イノベーティブでクリエイティブな企業風土」を作るために実施するとしている。