不動産関連の比較査定サイト「スマイスター」を運営するシースタイルは、9月23日の「不動産の日」に合わせて、「スマイスター」を利用した20代以上の男女781人を対象に「不動産相続」についての調査を実施した。
「不動産相続の経験があるか、または相続する可能性があるか」を聞いたところ、「相続の経験がある」と回答した人が21.9%、「相続する可能性がある」と回答した人が30.5%、「どちらもない」と回答した人が47.6%となり、アンケート回答者全体の半数以上の人が不動産相続に関わることがわかった。
次に、不動産相続の経験者に「相続した不動産の種類」を聞いたところ、「戸建て」79.5%、「農地」18.7%、「土地」8.2%、「マンション」7.0%となり、「土地」よりも「農地」の方が倍以上多く、「マンション」は「戸建て」の1割にも満たないことがわかった。
そして、その不動産を「誰から相続した」のか聞いたところ、「親」90.1%、「伯父伯母(叔父叔母)」4.1%、「祖父母」2.3%、「兄弟姉妹」「配偶者」共に 1.8%となり、"親から戸建てを相続する"ことが最も多いという結果になった。
「相続した不動産をどうした」のか聞いてみると、最も多かった回答が「自分が住んだ」36.8%。「子供が住んだ」3.5%、「親が住んだ」1.8%も含めると、42.1%の人が相続した家に住んでいる結果となった。また、売却や賃貸、駐車場などの経営で収益化している人は計41.0%で、空き家のままにしている人は計28.7%だった。
また、不動産を相続する可能性がある人に「その不動産を相続する意思があるか」を聞いたところ、「ある」79.4%、「ない」20.6%となり、2割超の人は相続したくないと考えていることがわかった。
最後に「相続する可能性の不動産はどうする予定か」という問いに対しては、最も多かったのが「わからない」39.2%。次いで「自分が住む」33.9%、「子供が住む」9.0%は計42.9%となり、相続経験者の数値とほとんど変化はなかった。
一方で、「売却」33.9%、「賃貸に出す」14.8%、「戸建て賃貸経営」6.3%、「アパマン賃貸経営」5.3%、「駐車場経営」4.8%、「トランクルーム経営」「太陽光発電として活用」「サービス付き高齢者住宅経営」共に1.1%となり、これらで収益化する予定の人は計69.4%と相続経験者より増加していることもわかった。