歌手のレディー・ガガが、「激しい痛み」のためヨーロッパ公演を延期した。広範囲におよぶ筋肉の痛みなどを伴う線維筋痛症を患っているガガは、先日のブラジル音楽フェスの出演中止に続き、ヨーロッパツアーを延期することを所属レーベルを通じて発表した。
発表された声明文にはこうつづられている。「レディー・ガガはヨーロッパのファンの皆様のためにパフォーマンスをすることを待たなければいけないことに非常にショックを受けています」「今後7週間は担当医と共に、今回の激しい痛みと、その原因でもある日常生活に支障をきたす過去の心的外傷からの回復に全力で努めるつもりです」「ガガはツアーを再開した際、ファンの皆様のために自らが築き上げたショーを最高レベルでお届けしたいのです」
今月21日からスペインのバルセロナでヨーロッパ公演を皮切ることになっていたガガは、自らもインスタグラムにコメントを投稿。「私は自分の身体面および精神面での苦悩についていつも打ち明けてきたわ。その真相を求めて長年費やしてきた。複雑なことだから説明するのは難しいけど、なんとかしようとしているの」「私に強さが増して、心の準備が出来たら、もっと深いところまでその話をするつもりだし、関心を高めるだけでなく、私と同じように苦しんでいる人達のためにも研究を拡大させて変化をもたらす助けになるよう、努力するつもりよ」
続けて、「私が『苦しみ』という言葉を使うのは、お情けや注目を集めるためではないわ。私が大げさだとか、出まかせ言っているというようなコメントをネットで見るととてもがっかりする。私のことを知っている人なら、これが真実から程遠いなんてことはないことが分かってくれているはず。私はファイターだもの」と告白。
「私が苦しみという言葉を使うのは、日常生活にまで支障をきたしているからなの。そして、ファンのためにパフォーマンスするという私がこの世で最も愛していることにさえ支障をきたしている」と説明し、「またツアーをするのが楽しみだけど、今は強くなってこの先60年やそれ以上もパフォーマンスがしていけるようになるためにも担当医に従う必要があるの。みんな愛しているわ」とファンに伝えた。
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