東京急行電鉄は世田谷線の前身「玉電」こと玉川線(1969年廃止)の開通から今年で110周年を迎えたことを記念し、この秋に玉電開通110周年記念イベントを展開する。ラッピング電車「幸福の招き猫電車」の運行をはじめ、招き猫にちなんだイベントを実施する。

ラッピング電車「幸福の招き猫電車」外観イメージ

招き猫型の吊り手イメージ

「幸福の招き猫電車」は、招き猫発祥の地ともいわれる世田谷線沿線の豪徳寺の招き猫をイメージしたラッピング電車。招き猫型の吊り手や床面に猫の足跡を施すなど内装にも工夫を凝らし、乗って楽しめるデザインとした。9月25日から運行開始し、2018年3月末まで世田谷線で運行される予定。300系1編成(2両)を使用する。

猫の写真を募集する「福を招くねこ募集キャンペーン」は9月11日から開催。福を招いたエピソードとともにスマートフォンから猫の写真を投稿すると、スマートフォン上で「福を招くねこ認定証」を発行する。10月28・29日と11月4・5日の計4日間にわたって豪徳寺で開催される「招き猫絵付けワークショップ」会場で認定証を提示すると、各日先着110名に「玉電110周年記念付箋」を贈呈。応募された写真は、10月28・29日と11月の土日に豪徳寺で展示される。投稿多数の場合は先着順で選定するとのこと。投稿期間は10月20日まで。

玉電開通110周年記念イベントに先立ち、世田谷線では昔の車両デザインや写真などを掲載したポスター10種類を各駅に掲出しているほか、300系1編成(2両)による旧車体色ラッピング電車も運行中。どちらも2018年3月末まで継続する予定とのこと。