女優の真矢ミキが、10月7日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『さくらの親子丼』(毎週土曜23:40~ ※全8話予定)に主演することが18日、明らかになった。民放連ドラの主演は5年ぶりで、フジ系列の連ドラは初主演となる。

新ドラマ『さくらの親子丼』に主演する真矢ミキ

このドラマは、東京・大田区にある古本屋「九十九堂」の主人で、シングルマザーの九十九さくら(真矢)が主人公。奥にある行き場をなくした人々が集まる「たまりば」に、さくらが無料で親子丼を振る舞うと、彼らは少しずつ自分のことを話し始める。

脚本家・清水有生の取材をもとに描かれるもので、複雑な家庭環境から摂食障害に悩む女性教諭や、会社で居場所を失った自閉症の男性など、今を生きる人々の、さまざまな事情、リアルな感情が浮き彫りになっていく。

真矢は、今回主演を務めることに「朝の情報番組(TBS系『ビビット』)と走れるのか!?と思いましたが、うれしい限りです」とコメント。「前向きに前進する役が多い私ですが、今回のさくらさんは立ち止まっています。いつも心揺らして考えています。いろんな人が葛藤を隠して普通に過ごそうと走る一週間。土曜の夜は、そんな方々に美味しい親子丼を食べていただきたいです」とメッセージを寄せている。

また、東海テレビの遠山圭介プロデューサーは「飽食と呼ばれる時代の陰で、実は今の日本には"お腹を空かせた人"がたくさんいます」と説明した上で、「ドラマで扱うテーマは過酷ですが、必ず皆さんの心に深く突き刺さることと思います」と話した。