総務省は7月5日、「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」(2017年1月1日現在)を発表した。それによると、日本人の人口は前年比30万8,084人(0.24%)減の1億2,558万3,658人となった。減少は8年連続で、減少数は1968年の調査開始以降で最大。

全国の人口(出典:総務省Webサイト)

東京の人口は初の1,300万人超え

都道府県別の日本人人口をみると、前年より減少したのは41道府県。このうち減少数が最も多かったのは北海道の3万3,593人で、次いで新潟県、静岡県と続いた。一方、増加したのは6都県で、このうち増加数が最も多かった東京都は前年より7万7,400人増えて1,304万3,707人と、初めて1,300万人を上回った。

日本人の出生者数は98万1,202人で、1979年度の調査開始以降で初めて100万人を割り最少となった。死亡者数は130万9,515人で、4年連続で増加し過去最多に。死者数から出生数を引いた自然減少数は32万8,313人と、10年連続で増加し過去最大となった。

年齢階級別の日本人人口をみると、0歳~14歳の年少人口は1,614万2,185人と、調査開始以来、毎年減少していることが判明。一方、65歳以上の老年人口は過去最多の3,427万2,983人で、2015年から年少人口の2倍以上の状態が続いている。

外国人を含む総人口は同15万9,125人(0.12%)減の1億2,790万7,086人。外国人の人口は同14万8,959人(6.85%)増の232万3,428人と高い伸びを示した。