マンションマーケットは6月21日、"住みたい街"として人気の「恵比寿」(駅)に関する調査結果を発表した。今回は、同社が運営する相場情報サイト「マンションマーケット」に掲載されている中古分譲マンションのデータ(2017年6月8日時点)を用いて、恵比寿の人気理由である「利便性」「資産性」について調べた。

恵比寿駅の駅近マンション数は?

まず、恵比寿駅の利便性について、同駅に乗り入れる4路線(JR山手線、JR埼京線、JR湘南新宿ライン、東京メトロ日比谷線)の各駅と恵比寿駅で駅近マンションの数を比較。恵比寿駅の駅近マンション数は76棟となり、JR埼京線、JR湘南新宿ラインの2路線の駅のうちでは1位、JR山手線では4位、東京メトロ日比谷線では3位に入った。

駅近マンション数TOP5

次に恵比寿駅周辺マンションの資産性について調査。2007年時点に、恵比寿駅周辺と同駅の所在地である渋谷区に存在していたマンション(駅徒歩10分圏内)の平均㎡単価について、当時の価格と2017年現在の価格を調査し、10年間の価格変化を探った。

渋谷区全体の価格上昇率は2.6%だったのに対し、恵比寿駅周辺は6.0%と、大きな差があることがわかった。また調査時点における渋谷区の平均㎡単価は87万419円だった一方、恵比寿駅は96万9,852円と価格も高めだった。

渋谷区は恵比寿駅の他にも人気駅が多いエリアだが、恵比寿駅の上昇率は際立っている。同社は「街並みや立地の良さなど、常に人気を集める恵比寿ゆえの資産性の高さなのかもしれない」と分析している。