三菱UFJリサーチ&コンサルティングは6月14日、政令指定都市20市と東京都区部の21団体の住民を対象とした「市民のプライド・ランキング」を発表した。同調査では、自分が暮らしている街に対して感じている愛着や誇り、お勧め度合い、イメージなどを数値化し、ランキング化した。調査期間は2017年2月24~28日、有効回答は各都市200人。

福岡市は「市民のプライドが高い」

働くことのお勧め度合いを尋ねたところ、1位福岡市(49.0点)、2位札幌市(26.0点)、3位仙台市・名古屋市(21.5点)、5位横浜市(17.0点)との結果に。子育てのお勧め度合いは、1位福岡市(46.5点)、2位札幌市(27.5点)、3位仙台市(25.5点)、4位神戸市(22.0点)、5位横浜市(18.5点)との順となった。

お勧め度合いランキング(出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティングWebサイト)

都市のお勧め度合いに関する項目では福岡市が10項目中9項目で1位を独占した。なお、福岡市が唯一1位とならなかった「買い物・遊びなどで訪れること」で1位を獲得したのは札幌市で、同市は残り9項目中8項目で2位に入った。

現在住んでいる都市に愛着や誇りを感じるかとの問いに対しては、福岡市が「愛着」(55.5点)と「誇り」(47.5点)で1位にランクイン。以降、愛着は2位札幌市(47.5点)、3位京都(43.5点)、誇りは2位京都市(38.5点)、3位神戸市(25.5点)と続いた。

福岡市は、愛着・誇り・お勧め度合いなど多くの項目で1位になっており、「市民のプライドが最も高い都市といえる」(同社)。次いで市民のプライドが高かったのは札幌市で、様々な項目で2位に入った。