「心が疲れているときのサイン」が出現した際の対処法

【自分でできる対処法】

まずは、無理をしないでゆっくり十分な休養をとること。特に、十分な睡眠をとることは一番重要です。休みの日は無理して予定を入れずに家でのんびりと過ごしたり、自分の好きなことをしてリフレッシュしたり、ストレス発散を心がけましょう。

仕事量が多すぎる場合や仕事内容がきつい場合は、上司や同僚に相談して、量を減らしてもらう、内容を簡単なものにしてもらうなど、仕事の調整をしてもらいましょう。まだ症状が軽い場合は、それだけで改善することもあります。 【周囲でできる対処法】

また周りの同僚や、管理職の方は部下にも気を使ってあげてください。私たち精神科医は具体的な症状の訴えだけでなく、その人の雰囲気や話し方、表情などからも、うつ病かどうかを判断します。ケアレスミスやボーッとしている時間が増えたり、いつもと違う雰囲気を感じたりしたら、うつ状態になりかけている可能性があります。早めに休みを取らせる、仕事量を減らすといった配慮をしてあげてください。

もし部下がうつ病で休職すれば、管理職の方は自身の管理能力を問われることにもなってしまいます。部下だけでなく、同僚がもし休職するようなことになってしまったら、自分の仕事量も増えて負担が大きくなるので、そうなる前に、お互いに助け合っていきましょう。

心身ともに健やかに過ごす秘訣

心身ともに健やかに保つには、体の内側と外側からケアしていくことが大切です。まず体の内側からケアするには、バランスのよい食事を心がけて、規則正しい生活を送ること。ストレスの原因を解消できるのが一番よいのですが、人間関係や仕事の問題はなかなかすぐには無くなりません。自分の好きなことでストレス発散をして、メンタルケアをすることが大切です。

そして、エステやマッサージ、整体、ゆっくり入浴してリラックスする、軽い運動など、体の外側からケアしていくことも大事です。


症状が出現してから対処するまでの時間が長くなればなるほど、重症になってしまいます。治療にも時間がかかったり、治りづらくなってしまったりもします。そうなる前に一度、精神科の病院やクリニックを受診した方がよいでしょう。あまり我慢せずに、早めの受診をお勧めします。症状が悪化してしまった場合は、お薬を併用した方が早くよくなりますので、お医者さんとよく相談してみてください。

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