俳優の沢村一樹と荒川良々が、3月25・26日に2夜連続で放送されるテレビ朝日系ドラマスペシャル『そして誰もいなくなった』に出演することが22日、明らかになった。
このドラマは、絶海の孤島に招待された10人が次々と殺されていくアガサ・クリスティの傑作推理小説を、日本で初めて映像化するもの。主演の仲間由紀恵が、不可解な連続殺人事件に巻き込まれるホテルの招待客を演じる。
沢村が演じるのは、原作にはいないキャラクターである警視庁捜査一課の警部・相国寺竜也。現場ではどんな些細な証拠も見逃さない敏腕刑事だが、役づくりにおいては「刑事という"職業人"であることを強調できるよう眼鏡を着用し、"とても優秀だけどちょっと風変わりな人物"というのを意識しています」と語る。
一方の荒川は、事件が起きた兵隊島の管轄である八丈島東署捜査課の警部補・多々良伴平役。相国寺に振り回され戸惑いつつも、ともに事件解決のために奔走していく役柄で、「監督からは『いいバランスなんじゃないの?』と言っていただいたので、よかったかな、と思ってはいるのですが…(笑)」と苦笑いしていた。
同作には他にも、渡瀬恒彦、津川雅彦、余貴美子、柳葉敏郎、大地真央、向井理、國村隼、橋爪功、藤真利子と豪華キャストが集結。荒川は「脚本いただいてキャストのみなさんのお名前を見たとき『うわぁぁっ!』ってなるくらい錚々たるみなさんが並んでいましたから!」と興奮気味に語っている。