ハワイアン航空は3月16日より、関空=ホノルル線にてフルフラットシートを導入したプレミアムキャビン(ビジネスクラス)を導入。成田発着便は2016年12月より導入され、日本路線での導入は関空で2都市目となり、今後、羽田発着便にもフルフラットシートを導入していく。

プレミアムキャビン(ビジネスクラス)には、長さ76インチ(193cm)のゆったりとしたフルフラットベッドを採用

フルフラットシートは、 3月16日より関空=ホノルル線(HA449/HA450)、 3月30日より羽田=ホノルル線(HA457/HA458)、5月10日より羽田=コナ線(HA851/HA852)と羽田=ホノルル線(HA855/HA856)と、続々と提供路線を拡大していく。

広々としたプレミアムキャビンは波と海を連想させる、流れるような曲線を取り入れており、18席の革製のフルフラット シートには幅20.5インチ(52cm)、長さ76インチ(193cm)のゆったりとしたフルフラットベッドを採用。座席は2-2-2のレイアウトで配置され、レジャーや旅行を目的としたカップル、家族、ハネムーナーだけでなく、出張利用者にも上質なフライトを提供する。

特注シートは高級レザーを採用。可動式のパーテーションでプライバシーを確保

特注シートには、ポルトローナ・フラウ社製の高級レザーを採用。波を連想させる背もたれ、アシの茎を樹脂に埋め込んだ可動式のパーテーションでプライバシーを確保。プレミアムキャビンとメインキャビン(エコノミークラス)の客室との間には星座模様のパネルが設けられており、ハワイらしい大地、砂、海、自然なデザインや天然素材が取り入れられている。さらに、角度を調整できる次世代大型タブレットでの機内エンターテインメントも備えている。

プレミアムキャビン導入と同時に、プレミアムエコノミー「エクストラ・コンフォート」を28席増席する。「エクストラ・コンフォート」はエコノミークラスよりも足を伸ばしてくつろぎやすく、シートピッチが36インチ(約 91.5cm)となっているほか、空港ゲートにおける優先搭乗サービス、個人専用電源コンセントなどの特典もある。

エクストラ・コンフォート(プレミアムエコノミー)

エコノミークラス

同社が保有する現在のA330-200は、2通路のワイドボディーで乗客定員294人のうち、ビジネスクラス18席、エクストラ・コンフォート40席、エコノミークラス236席となっている。客室デザイン刷新後は乗客定員278人、うち、プレミアムキャビン18席、エクストラ・コンフォート68席、エコノミークラス192席となる。エコノミークラスは従来通り、シートピッチ31インチ(約 79cm)の広々としたレッグスペースを確保している。

ハワイアン航空のエアバスA330-200